学資保険にはいろいろな種類があり、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
学資保険によって、返戻率が高いものや保障が手厚いものなど、いろいろな特徴がありますので、自分にあった学資保険を選ぶことが大切です。
今回は、学資保険の一つである三井住友海上あいおい生命の「&LIFEこども保険」について、特徴やそのメリット、返戻率などをご紹介します。
&LIFEこども保険はどういった方に適しているのでしょうか。
その前にひとつだけご紹介です。
この記事を読んでいる方の中には「学資保険選びが分からない」「どこに相談すれば良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、タイプ別にどの相談サービスを選んだら良いのかをまとめました。
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この中から自分の好みや状況に合わせて選ぶのがオススメ。
それでも、どうしても迷ってしまって「どのサービスで相談したら良いのか分からない」という方は
この中から選んで、最低2社もしくは3社の話を聞いて比較する方法をおすすめします。
学資保険は1度入ったら基本的にお子様が成人するまで支払い続ける重要なもの。
絶対に失敗するわけにはいきませんよね。
学資保険選びに失敗しないよう今すぐにまずは気軽に問い合わせてみて下さい。
それでは本編にはいりましょう。
三井住友海上あいおい生命「&LIFEこども保険」の8つのメリット
三井住友海上あいおい生命の「&LIFEこども保険」には、大きく分けて8つのメリットがあります。
詳しくご紹介しましょう。
子ども医療特約が付いている
&LIFEこども保険には、子どもが病気やケガなどで入院したときに備え、子ども医療特約をつけることができます。
医療保障がつけられない学資保険もある中、&LIFEこども保険はかなり手厚く保障をつけられる学資保険です。
子ども医療特約で給付される給付金には、以下のものがあります。
・災害入院給付金
・疾病入院給付金
・手術給付金
・災害通院給付金
病気だけではなく、事故などにあってしまって入院したときも給付の対象になるのはありがたいですね。
事故などが原因で通院したときのみ、通院給付金も支給されます。
こちらは入院給付金の日額の50%です。
また、手術給付金は60日間に1回という制約はありますが、支払回数は無制限です。
契約によっては付加できないこともあるので、加入前に確認しておきましょう。
養育年金を受け取れる
&LIFEこども保険にはⅠ型とⅡ型がありますが、Ⅰ型を選ぶと養育年金を受け取れます。
養育年金とは、契約者が死亡、または高度障害の状態になったときに、それ以降支給される年金のことです。
養育年金の額は、基本保険契約の60%です。
契約者が死亡、または高度障害状態になってから、子どもが22歳になるまでの毎年受け取ることができます。
例えば、基本保険金額が100万円だとすると、子どもが22歳になるまでの期間、毎年60万円を受け取ることができるのです。
一点注意しておきたいことがあるとすれば、養育年金の給付条件が死亡、または高度障害状態に限定されていること。がんなどの疾患は含まれないこと。
この点は押さえておきましょう。
配当金制度がある
&LIFEこども保険には配当金制度があります。
生命保険などの保険は、契約者から集めた資金を運用して利益を上げていますが、三井住友海上あいおい生命があらかじめ設定している運用益を超える運用益が出た場合に配当金が支払われます。
この配当金は、契約年数が6年以上の人が支払対象となっており、契約6年目から5年を経るたびに支払われます。
配当金は運用実績によっては支払われないこともあるので、ボーナス感覚でとらえておくといいかもしれませんね。
進学時期に応じて祝い金がもらえる
&LIFEこども保険の特徴のひとつが、祝い金がもらえるタイミングです。
学資保険によって祝い金が支給されるタイミングは異なり、18歳から4年間のあいだ毎年支給される保険もあります。
&LIFEこども保険は、最短で子どもが6歳のときに祝い金を受け取れます。
大学受験や大学進学にも大きな費用がかかりますが、小学校入学や中学校入学にもそれなりの費用がかかるもの。
祝い金制度のない学資保険を契約して満額を大学進学の資金に充てるという選択肢もありますが、&LIFEこども保険のように各学校の進学時に祝い金を受け取れる学資保険を選ぶのも一つの方法です。
死亡給付金がもらえる
もしも子どもが途中で亡くなってしまった場合には、死亡給付金が受け取れます。
保険の契約年数によって変わってきますが、基本保険金額が100万円の場合、最大で200万円の死亡給付金が受け取れることに。
妊娠時から加入できる
多くの学資保険が、出産前から学資保険に加入できるようになっています。
&LIFEこども保険も同様で、子どもが生まれる予定日の5ヶ月前から学資保険に加入することができます。
子どもが生まれてすぐは、バタバタしてしまってなかなか学資保険のことを考えにくいものです。
&LIFEこども保険は子どもが11歳になるまで加入できるとはいえ、払い込み年数が短くなればそれだけ毎月の保険料の負担は大きくなります。
また、保障をうけられる期間も短くなってしまうことから、学資保険に加入するのであれば、できるだけ早い時期に加入しておきたいものです。
クレジットカード支払いができる
&LIFEこども保険では、保険料をクレジットカードで支払うことができます。
クレジットカードで支払うことでポイントが貯まり、よりお得に活用できます。
基準保険金額にもよりますが、最終的には百万円単位の保険料を支払うもの。
月々付与されるポイントは少なくても、トータルすればかなりのポイントを貯めることができます。
また、ポイントが貯まることにより、返戻率にも少なからず影響するのも事実です。
自動振替貸付制度が利用できる
学資保険の加入期間は20年近くにも及ぶため、その間には家計が厳しくて支払いが滞ることもあるかもしれません。
保険料を長期間滞納してしまうと、最悪の場合保険を解約されてしまうこともあります。
&LIFEこども保険では、望まない解約を避けるために自動振替貸付制度を設けています。
万が一保険料を支払うことができない場合には、三井住友海上あいおい生命が保険料を貸し付けてくれるため、滞納による解約を避けることができます。
ただ、貸付なので利息が発生する点は注意しておきましょう。
三井住友海上あいおい生命「&LIFEこども保険」の2つのデメリット
メリットも多い&LIFEこども保険。
しかし、デメリットもあります。
ここでは3つのデメリットをご紹介します。
返戻率が低い
&LIFEこども保険の最大のデメリットが、返戻率が低いことです。
例えば、基本保険金額が100万円のプランに加入した場合、祝い金を合わせて合計で180万円を受け取れることになります。
その一方で、支払う保険料は毎月12,235円となり(契約者が30歳男性の場合)、保険料総額は約260万円以上になります。
返戻率に換算すると、約70%という計算に。
基本的に、医療保障が付いている学資保険は返戻率が100%を切るものですが、70%という数字はやや低すぎるとも思えます。
高校卒業時に受け取れない可能性がある
&LIFEこども保険では、18歳時に祝い金を受け取れるようになっています。
しかし、条件によっては時期がずれ、高校を卒業した後に祝い金が支給されることもあるので注意が必要です。
高校在学中から卒業する3月までに祝い金を受け取るためには、子どもの誕生日から3月31日までに契約しておく必要があります。
契約日が4月以降にずれ込んでしまうと、祝い金の支給日も後ろにズレてしまうのです。
例えば、子どもの誕生日が7月1日だとすれば、祝い金の受取時期はこのようになります。
・7月1日から3月31日までに契約:高校在学中に受け取れる
・4月1日から6月30日までに契約:高校卒業後に受け取れる
契約時期は後からずらすことができませんので、加入時期は事前に確認しておきたいところです。
&LIFEこども保険の加入から受け取りまでのシミュレーション
&LIFEこども保険に加入した後、受け取りまでをシミュレーションしてみましょう。
受取金額をシミュレーション
祝い金を全て受け取る設定にした場合
祝い金は、都度受け取ることもできますし、据え置きすることもできます。
子どもが0歳のときにⅠ型の学資保険を契約(基本保険金額は100万円)した場合、以下のタイミングで祝い金を受け取れることになります。
・6歳時に10万円
・12歳時に20万円
・15歳時に50万円
・18歳時に100万円
祝い金を据え置きした場合
祝い金を据え置きすると、その分の利息が加算されます。
利息は据え置き時点のものになるため、ここでは考えずにシミュレーションしてみましょう。
全て据え置きし、大学入学の18歳時に受け取るとした場合には、18歳時に180万円を受け取れる計算になります。
子どもが5歳のときに契約者が死亡した場合
あってはならないことですが、子どもが5歳のときに契約者が亡くなってしまった場合は、100万円の60%である60万円が、子どもが22歳になるまでの16年支給されます。
この時の支給総額は、【60万円×16年=960万円】となります。
返戻率をシミュレーション
次に、契約者の年齢によって返戻率がどの程度変わってくるのかをシミュレーションしましょう。
基本保険金額は100万円、満期保険料の総額は180万円で算出します。
・契約者が20歳父親で子どもが0歳の時に加入した場合
月額保険料:11,935円
払込保険料総額2,577,960円
返戻率:70%
・契約者が30歳父親で子どもが0歳の時に加入した場合
月額保険料:12,235円
払込保険料総額2,642,760円
返戻率:68%
・契約者が40歳父親で子どもが0歳の時に加入した場合
月額保険料:13,327円
払込保険料総額2,878,632
返戻率:62%
このように、契約者の年齢によって返戻率は大きく変わってくることがわかります。
契約者の年齢が高い場合は、慎重に判断する必要があるでしょう。
三井住友海上あいおい生命「&LIFEこども保険」はこんな人におすすめ
&LIFEこども保険のメリットとデメリットについてご紹介しました。
&LIFEこども保険はどういった人に向いている学資保険なのでしょうか?
その特徴を2つご紹介します。
安心を買いたい人
これまでみてきたとおり、&LIFEこども保険の返戻率はかなり低いのは否めません。
しかし、そのかわりに医療保障を充実させています。
また、一般的に学資保険の養育年金は50%のものが多くなっていますが、&LIFEこども保険は60%と高めです。
このことからも、&LIFEこども保険は貯蓄型の学資保険ではなく、保障型の学資保険だといえます。
契約期間の22年間、子どもが成人して社会に出るまでの期間安心を買いたい人には&LIFEこども保険は検討の余地がある保険だといえます。
逆に、貯蓄性を第一に考える人は、より返戻率の高い学資保険のほうが適しているといえるでしょう。
中学入学時など、早いタイミングで祝い金があったほうがいい
子どもがどんな学校に進学するかによって、そのときに必要な費用は大きく変わってきます。
小学校から大学まで私立に通わせる家庭もあれば、高校までは私立で大学は国立という家庭もあるでしょう。
それに応じて学資金の使い道も変わります。
中学や高校に入学する時期にまとまったお金が支給されたほうが良いという人はには、LIFEこども保険は検討の余地がある保険といえます。
貯蓄性の高い学資保険と併用するという選択肢も
仮にLIFEこども保険の基本保険金額を50万円とした場合、子どもが0歳で契約者が30歳の父親の場合は月々の保険料は6,630円です。
この辺りは、両親の終身保険とどちらのほうが良いかを慎重に検討する必要がありますが、LIFEこども保険と他の貯蓄性の高い学資保険を併用することで、保障と貯蓄の両方をカバーするという方法もあります。
加入と医療保険受け取りの手順をチェック!
保険によっては、インターネットから加入手続きができるものもあれば、プランナーと面談をしなければ加入できない保険もあります。
&LIFEこども保険の加入から受け取りまでの手順をご紹介します。
加入方法
&LIFEこども保険は、代理店で加入手続きをとることができるほか、通信販売にも対応しているため、郵送のやりとりで加入することもできます。
加入時にわからないことがある場合は、通信販売専用のフリーダイヤル(0120-506-252)が用意されているため、こちらに相談することも可能です。
ライフプランから相談したい場合や他の保険と悩んでいるなど、詳しい話を聞いてから加入を決めたい場合には、代理店に相談するといいかもしれません。
医療保険を使いたいとき
子どもに万が一のことがあった場合には、医療保険の給付金を請求することになります。
&LIFEこども保険では、インターネットや電話から資料を請求することができます。
代理店を通じて契約した人は、代理店に連絡すれば手続きをサポートしてくれます。
医療保険の請求をするときには、手元に以下のものを用意しておきましょう。
・証券番号がわかるもの
・契約者名と生年月日がわかるもの
・入院期間や入院原因
・手術をした場合は、正式な手術名
まずはこれらの情報を手元に用意した上で、担当者に問い合わせます。
担当者が請求を受け付けた後、請求に必要な書類が郵送されてくるので、その種類に必要な情報を記載して返送すれば手続きが完了です。
基本的に診断書を提出する必要がありますが、退院後に入院給付金のみを請求する場合は【入院状況報告書と治療費領収書のコピー】があれば診断書が不要となります。
状況によって必要な書類が異なりますので、請求書類を確認してください。
請求書類が不備なく受領されれば、5営業日以内に給付金が支給されます。
郵送で手続きができる点は便利ですね。
まとめ
三井住友海上あいおい生命の「&LIFEこども保険」についてご紹介しました。
返戻金は70%前後とかなり低いため、貯蓄型保険としては使い勝手がいいとはいえません。
しかし、医療保障や死亡給付金、養育年金など、万が一の際の保障が手厚いため、子どもが社会人になるまでの間の安心を買いたいと考えるのであれば、検討の余地がある保険といえます。
子どもが11歳になるまで加入ができ、他の学資保険にくらべると加入可能な期間が長い&LIFEこども保険。
ただ、加入時期が遅くなるとその分毎月の保険料の負担が上がるため、できるだけ早い時期に検討しておきたいところです。