子どもが生まれるとパパママは本当に嬉しいですね。
そして子どもの将来の事を考えますよね。
将来のことで一番考えるのが教育資金ではないでしょうか。
教育資金の準備のために学資保険に加入する方が多いと思います。
でも、学資保険はいくらくらい準備すればよいのでしょう?
実のところはっきり分からず、保険会社の方のいうままに入ろうとしていませんか?
それはちょっと待ってください!
自分に最適な保険料や保険金額を知って欲しい。
そこで教育資金と学資保険について、次の事をお伝えしたいと思います。
1.子育てにかかる教育費は総計いくらかかる?
2.学資保険料はいくら払うといいの?
3.学資保険の満期保険金はいくらだと安心?
4.学資保険の返戻率を上げるには?
5.学資保険の種類、保障型と貯蓄型について
6.あなたに合った学資保険はこれだ!
最後まで読めば、きっとあなたが必要としている学資保険の金額や種類が分かると思います。
どうぞお付き合いください!
その前にひとつだけご紹介です。
この記事を読んでいる方の中には「学資保険選びが分からない」「どこに相談すれば良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、タイプ別にどの相談サービスを選んだら良いのかをまとめました。
ご近所の店舗で気軽に相談を受けたい方におすすめ
イオンのほけん相談
大手スーパーのイオンが展開する保険相談サービス「イオンのほけん相談」。
利用者からは「いつも買い物している場所で相談できて便利」「イオンの看板があるので安心」「買い物ついでに気軽に相談できる」など好評です。
オンラインで気軽に相談を受けたい方、安心の国内最大級の上場保険代理店
保険市場
8万件のオンライン相談件数を誇る「保険市場」は、場所を選ばずどこからでも相談できます。
利用者からは「自分にぴったりの保険を選んでもらえた」「子供が小さいのでオンラインの相談はとても助かった」「提案がとても丁寧だった」と大満足の声が多く聞かれる保険相談サービスです。
プレゼントも充実!実績十分のファイナンシャルプランナーへ相談したい方へ
ほけんのぜんぶ
お金のスペシャリストであるファイナンシャルプランナーが、保険をはじめとした暮らしのお金の相談にのってくれる「ほけんのぜんぶ」。
利用した人からは「とても親身になって相談にのってくれた」「FPの方の知識が深くて話が分かりやすかった」「分からない事を一から丁寧に教えてくれた」など好評価です。
お子様に優しいプレゼントも充実!10000人以上のママに選ばれているサービスなら
ほけんガーデン「プレミア」
ほけんガーデン「プレミア」はこれまで1万件を超える相談実績がある、ママに人気の保険相談サービス。
利用者からは「自宅まで来てくれたので子供が小さくても安心だった」「聞きにくい質問にも気さくに応じてくれた」「プレゼントが子供向けだったので子供が喜んでいた」と安心の声が多く聞かれています。
この中から自分の好みや状況に合わせて選ぶのがオススメ。
それでも、どうしても迷ってしまって「どのサービスで相談したら良いのか分からない」という方は
この中から選んで、最低2社もしくは3社の話を聞いて比較する方法をおすすめします。
学資保険は1度入ったら基本的にお子様が成人するまで支払い続ける重要なもの。
絶対に失敗するわけにはいきませんよね。
学資保険選びに失敗しないよう今すぐにまずは気軽に問い合わせてみて下さい。
それでは本編にはいりましょう。
子育てにかかる教育費は総計いくら?
子どもが大きくなると必要になるのが教育費ですね。
幼稚園から小学校・中学校・高校・大学卒業までいったいいくらくらいかかるのでしょうか。
また学資保険の満期金額はいくらくらいで準備すればよいのでしょうか。
知りたいですよね。
ここでは以下の事を説明します。
1.分かりやすく教育費を一覧表にして紹介
2.学資保険は大学費用として準備する人が多い
3.満期の金額で200~300万円準備する人が多い
ひとつずつ見ていきましょう。
教育費一覧表
就学前(幼稚園・保育園)から小学校・中学校・高等学校・大学までの教育費の一覧表です。
一例として全て公立と全て私立だった場合で比べてみましょう。
なお、大学は入学時までとします。
・全て公立の場合 合計 701万円
<内訳> 就学前 189万円 小学校 185万円 中学校 144万円 高等学校 155万円 大学入学時 28万円
・全て私立の場合(大学は私立文系)合計 1,809万円
<内訳> 就学前 282万円 小学校 836万円 中学校 371万円 高等学校 294万円 大学入学時 26万円
公立と私立では2.5倍以上、かかる金額が異なりますね。
うーん、これは大変大きな金額ですね。
更に入学に当たって制服やランドセルなど準備するものがあり。
パパママは大変です!
このうち、学資保険で準備するのはどの部分が多いのでしょうか?
学資保険は大学費用として準備する人が多い
学資保険は小学校入学時、中学校入学時と進学する度に祝い金がもらえるタイプもあります。
入学時に準備する物を購入するための費用として祝い金を充てるのもありですね。
でも、教育費が一番かかるのは大学進学時です。
大学は私立・公立でも金額に大きな幅がでます。
更に遠方の大学に進学すると家賃など一人で生活するための準備費用も大きい!
そのため、高校までの分については国の制度や貯蓄などでがんばって準備して。
一番大きなまとまったお金が出ていく大学進学時の準備金として学資保険を利用する人が多いのが現状です。
満期で200~300万円準備する人が多い
さて、それでは学資保険の満期でいくら準備すればよいのでしょう?
たくさんあればあるにこしたことはないです。
でも、無理な金額の保険に入って途中解約でもしたら元本を大きく割ってしまうので危険です。
無理のない学資保険の満期の金額っていくらなのでしょう?
貯蓄をする際、毎月の積立額がこのくらい出せるからと積立額から先に考える人も多いでしょう。
でも目標の金額を目指して毎月積み立てていくのがベストですよね。
学資保険の目標の金額はズバリ!200~300万円です。
これは、大学入学時におおよそ必要となる金額が200万~300万円だからなのです。
学資金積み立てシミュレーション
学資保険の満期で200万円~300万円を準備すればよいことがわかりました。
では、毎月いくら支払っていけばいいのでしょうか?
1.200万円準備する場合
2.300万円準備する場合
早速この2つのパターンでシュミレーションしてみましょう。
なお、学資金の積み立て計算時、配当金は「0」で単純計算してみます。
200万円準備する場合
毎月払い込む保険料、払込み期間によって3パターンで考えてみました。
1.月払保険料10,000円、払込期間18年の場合・・0歳から大学進学時まで積み立てた場合。
10,000円✕18年✕12ヵ月=216万円
2.月払保険料12,000円、払込期間15年の場合・・0歳から義務教育終了までの15年間積み立てた場合。
12,000円✕15年✕12ヵ月=216万円
3.月払保険料18,000円、払込期間10年の場合・・生まれてから何年か経過してから、あるいは短期間(10年)で積み立てた場合。
18,000円✕10年✕12ヵ月=216万円
分かりやすい金額でおおまかに計算してみました。
300万円準備する場合
1.月払保険料14,000円、払込期間18年の場合・・0歳から大学進学時まで積み立てた場合。
14,000円✕18年✕12ヵ月=302.4万円
2.月払保険料17,000円、払込期間15年の場合・・0歳から義務教育終了までの15年間積み立てた場合。
17,000円✕15年✕12ヵ月=306万円
3.月払保険料25,000円、払込期間10年の場合・・生まれてから何年か経過してから、あるいは短期間(10年)で積み立てた場合。
25,000円✕10年✕12ヵ月=300万円
やはり生まれてからすぐに加入して掛けて行く方が保険料の負担が少ないですね。
早めに計画をして掛けて行くと無理のない掛け金で掛けていけることがわかります。
みんなは学資保険料いくら払ってる?
ところで、学資保険で教育資金を準備するには毎月どのくらいの金額を払っているのでしょうか?
気になりますよね。
1.毎月1万~2万の保険料が多い
2.児童手当を学資保険に回しているパパママが多数!
毎月1万~2万の保険料が多い
学資保険の保険料は、毎月1万~2万円を支払っている人が多いです。
これには児童手当との関係性が大きいのです。
児童手当を学資保険に回しているパパママが多数!
毎月さまざまな出費がかさむ中で子どもの教育資金をためるにはどうすればよいか?
国の制度を利用して学資保険料を払っている人が多いことがわかりました。
国の制度=「児童手当」を利用しているんですね。
児童手当とは生まれてから義務教育(15歳)の間、国から支払われるありがたい制度。
児童手当は所得や子どもの人数によっても多少変わります。
一般的な金額は3歳未満まで月額15,000円、中学校を卒業するまで月額10,000円です。
詳しい金額はこちら→Q1.児童手当の支給額はいくらですか?
参考サイト→内閣府
このように児童手当を利用して保険料に充てると家計に無理なく掛けていけますね。
パパ、ママ賢いです!
返戻率を上げたい場合
さて、学資保険の保険料はいくら掛ければいいのか。
満期受取額はいくらくらいがいいのか。
おおよそ分かりましたね。
でも、どうせもらうなら少しでも多く受け取りたいと思いませんか?
そこで重要になってくるのが学資保険の返戻率です。
1.返戻率とは何?
2.返戻率を上げるコツ
興味深いふたつについて説明します。
返戻率とは
学資保険の返戻率とは。
掛けた保険料総額と満期(祝金含む)で受け取る金額の割合の事です。
簡単に言うと払ったお金が最後にいくらで戻ってきたかを%で示したものです。
式で書くと。
受取総額÷払込保険料総額×100 となります。
例をあげてみますね。
月払保険料 10,000円 保険料払込期間 18年
満期受取額 225万円
上の式にあてはめてみると。
225万円÷(10,000円✕12ヵ月✕18年)✕100=104
返戻率が104%となります。
返戻率が100%となると、掛けた金額と受け取った金額がイコールという事になります。
教育資金準備のためだけに学資保険に入っているなら返戻率100%を超える事は最低条件。
返戻率が大きければ大きいほどお得なのでいかに返戻率を上げるかがカギと言えます。
返戻率を上げるコツ
少しでも返戻率を大きくしたいのはあなたも私も一緒。
そこでどうしたら返戻率を上げられるか教えちゃいましょう。
受け取り時期を遅くする
学資保険は18歳まで掛けてすぐ受け取るのが一般的です。
でも他から資金を調達できるなら学資保険は据え置きにして遅く受け取った方が配当金がつきます。
遅く受け取れば受け取るほど配当金がつく分多く受け取れます。
すなわち返戻率が上がります。
保険料の支払いを短く・早く終わらせる
18年間で200万円貯めてすぐ受け取るのと10年間で200万円貯めて8年間据え置きにしてから受け取るのを比べると。
据え置いた分に配当金がつきますから当然後者の方が受取額が多くなりますね。
ただし保険料もかなり高くなりますのでくれぐれも無理のないように。
保険料はまとめて払う
保険料は月払いが一番高いです。
年払にすると割引になります。
さらに前納するともっと割引になります。
余裕がある時に前納するとそれだけ返戻率が上がりますよ。
学資保険には2種類ある
ところで、学資保険と言っても大きく分けると2つのタイプがあります。
1.保障重視型
2.貯蓄重視型
このふたつについて説明します。
保障重視型
保障重視型の学資保険の特徴は次のふたつです。
1.親が死亡時の保障がある。
2.子の医療保障がある。死亡保険金付きもある。
学資保険の一番の特徴を言いますね。
契約者が親、被保険者が子で契約します。
一般の保険ですと、被保険者(子)が死亡した場合の保障になります。
しかし、学資保険の場合は契約者(親)が死亡(高度障害)になった場合の保障になります。
親が死亡や高度障害状態になった時に保障がついているという事です。
保険料が払込み免除になり、その後のお祝い金や満期保険金はそのままもらえるのはありがたいですよね。
そして保障重視型の学資保険にはさらに親の死亡保険金や育英年金がついているタイプがあります。
子どもの死亡保障がついているものや入院・通院した時の医療保障がついているタイプもあります。
読んでいてお分かりだと思いますが、これだけ保障をつけると何がおきるか?
保障の部分へ保険料が多く割り当てられることになりますね。
保障の部分=掛け捨て部分です。
当然、保険の返戻率は下がりますよね。
このように、保障重視型の学資保険は掛けた分が満期の時に戻ってこないケースが多いです。
つまり、返戻率は100%未満になるケースがある、という事になります。
貯蓄重視型
貯蓄重視型は貯蓄の意味が大きいので、長期的な目で見て計画性を持って貯金出来ます。
しかも満期時には掛けた金額よりも多く戻ってきます。
(注意点としては、保険の運用が金利固定タイプは元本保証されます。一方、金利変動タイプは元本割れすることがあります。)
保障重視型と貯蓄重視型。
どちらがいいかは、アナタが必要を感じている方、としか言えません。
貯蓄要素の強いものが良いのか。
学資保険1本で生命保険の保障をまかないたいのか。
実際は親が他にも生命保険に加入しているケースが多いと思います。
親の保険に家族保障特約がついていると保障が二重になってムダになりますね。
ご自身の生命保険の内容を今一度確認してみて必要なタイプを選んでくださいね。
保障重視の学資保険オススメ2選
それでは実際に保障重視型の以下のオススメ学資保険を2つ紹介します。
1.ニッセイこどもの保険「げ・ん・き」
2.第一生命の学資保険「こども応援団」
ニッセイこどもの保険「げ・ん・き」
「げ・ん・き」の特徴
1.契約者死亡した時に以降の保険料の払込は免除になり、育英年金は満期まで毎年受け取れる。
お祝い金の保障内容も継続される。
2.こどもの総合医療保険を特約として付けられる。
契約者死亡時の保障とこどもの医療特約も付けられるという点で保障重視型と言えます。
参考サイト→日本生命
第一生命の学資保険「こども応援団」
「こども応援団」の特徴
親に万一の事があった時の保険料の払込みは免除になるのですが万一の事の範囲がとても広いのです。
一般的には死亡もしくは高度障害状態の時が該当になります。
しかし「こども応援団」は以下6つの状態になった時に該当になるのです。
1.所定のがん
2.急性心筋梗塞
3.脳卒中
4.要介護状態
5.身体障害状態
6.死亡
6つの状態が該当になるのは保障型として充実していますね。
参考サイト→第一生命
貯蓄重視の学資保険オススメ3選
それでは次に貯蓄重視の以下のオススメ学資保険を3つ紹介します。
1.ソニー生命「学資保険スクエア」
2.フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」
3.明治安田生命の学資保険「つみたて学資」
ソニー生命「学資保険スクエア」
ソニー生命の学資保険の返戻率は2019年11月現在、返戻率トップクラスです。
1.0~18歳まで掛けて行った場合、月払いで返戻率は103.8%
2.0~10歳までに掛け終わって、大学進学時にまとめて学資金を受け取れるプランだと返戻率は104.8%です。
3.0~10歳までに掛け終わって、大学進学後に毎年学資金が受け取れるプランだとナント!返戻率は106.2%です。
1のパターンだと、保険料が安くゆっくりじっくりと貯蓄する事が出来ます。
2のパターンだと、一番お金がかかる大学進学時に合わせて受け取れるのが魅力です。
3のパターンは、返戻率の高さが素晴らしいです!
余裕あれば3のパターンはとても魅力的ですね。
いずれにしても、自分のライフスタイルに合わせて選ぶといいですね!
参考サイト→ソニー生命
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」
「みらいのつばさ」の特徴
1.兄弟割引がある。
2.保険の受け取り時期を2パターンから選べる。
「みらいのつばさ」の特徴は「兄弟割引」があるということです。
兄弟がいて加入する場合、2人目からの子どもの保険料の割引金額は満期保険金10万円につき、月々10円割引になります。
例えば満期保険金が200万円の場合は、月々の保険料が200円割引になります。
当然、返戻率があがります。
長い目で見ると大きいですよね。
そして保険の受け取り時期をふたつのパターンから選べます。
1.子どもの成長にあわせて祝金を受け取れるS(ステップ)型
2.大学入学資金に重点をおいたJ(ジャンプ)型
どちらが必要か選ぶことが出来ますね。
参考サイト→フコク生命
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」
「つみたて学資」の特徴
1.最高に長い払込期間でも15歳まで
2.保険料を全期前納(一括払い)すると返戻率が109%!
他の保険会社は18歳までが最長の払込期間のところが多いですが、明治安田生命は15歳まで。
義務教育が終わるまでには払込を終了させたいというところですね。
15歳までというのは珍しいですが、よく考えられていると思います。
また、全期前納の有利さを全面にもってきています。
貯蓄等で準備出来るなら、是非、一括で払ってください。
返戻率が109%ととても大きいです!
200万円が218万円になる計算です。
参考サイト→明治安田生命
一口に貯蓄重視の学資保険と言っても、保険会社によって特徴があります。
自分のライフスタイルにはどの保険会社の商品が合っているか、じっくり選んでみてくださいね。
まとめ
学資保険の満期保険金は200万円~300万円が最適な金額だと分かりました。
これは主に、大学進学時にかかる費用を負担するのに最適な金額ですね。
そして保険料は1~2万円。
児童手当の金額が1~1.5万円ありますので、無理なく支払える金額です。
シミュレーションをしてみましたが、月払保険料で1~2万円あれば満期保険金200~300万円は確保出来ることが分かりました。
あとは、少しでも返戻率を上げればそれだけ受取額も増えます。
もしもまとまったお金があれば、全期前納をする。
ボーナスでまとめて保険料を支払えるのであれば、ボーナス時期に半年払いや年払いで払う。
あるいは、払込期間を短くする。
そうすると返戻率も上がります。返戻率を上げる工夫も大事ですね。
また、学資保険には保障重視型と貯蓄重視型があります。
保障重視型は保障に重点を置いているので、返戻率は下がります。
元本割れするケースもあります。
貯蓄重視型は元本が保証されているものがほとんどです。
返戻率の高い会社を選んだり払込方法を考えて少しでもお得に契約してください。
ただし、何事も無理は禁物。
途中で学資保険を解約すると、保険ですので元本割れする事が多いです。
長い目で見て、自分に合った満期保険金、保険料を選んで子どもの教育資金に備えてくださいね!