明治時代に創業した住友生命。
子供向けの保険として、「スミセイのこどもすくすく保険」という保険が提供されています。
こどもすくすく保険はどんなメリットがあるのでしょうか?
今回は、こどもすくすく保険の特徴や返戻率などを詳しくご紹介します。
その前にひとつだけご紹介です。
この記事を読んでいる方の中には「学資保険選びが分からない」「どこに相談すれば良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
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それでは本編にはいりましょう。
こどもすくすく保険について
まずは、こどもすくすく保険の概要についてご紹介します。
こどもすくすく保険にはこのような特徴があります。
・加入年齢範囲:契約者は男性が18歳〜65歳、女性が16歳〜73歳、子どもは0〜9歳
・払込期間:12歳、15歳、18歳
・保険期間:18歳満期、22歳満期
・学資祝金の割合:18歳満期の場合、12歳、15歳で基本保険金額の10%・22歳満期の場合、12歳、15歳で10%、18歳で30%
契約者が男性なのか女性なのかによって年齢制限が変わってくるところは注意しておきましょう。
こどもすくすく保険の4つのメリット
こどもすくすく保険にはいろいろなメリットがあります。
ここでは、3つのメリットについてご紹介します。
医療保険特約を付加できる
医療保険特約を付加できない学資保険も少なくありませんが、こどもすくすく保険では、こども総合医療特約・こども入院保障充実特約・指定代理店請求特約という3つの特約を付加することができます。
・こども総合医療特約とは
こども総合医療特約とは、子どもが事故にあってしまったり、病気になって入院してしまった場合に入院給付金を受け取ることができる特約です。
支払限度は特約のタイプによって異なりますが、通算で1,000日までの入院について給付金の支払が受けられます。
このほかに手術給付金を受け取ることもできます。
大人だけでなく、子どももがんなどの難病にかかってしまう可能性があります。
がん以外の病気による手術給付金は給付倍率の10倍から20倍ですが、こどもすくすく保険では、がん入院中に手術をした場合は、20倍から40倍の給付金が受け取れるよう設定されています。
このほか、放射線治療給付金が受け取れるなど、万が一がんにかかってしまったときに頼りになる特約がつけられるのもこどもすくすく保険の特長です。
・こども入院保障充実特約
こども入院保障充実特約は、入院時に一時金を受け取れる特約です。
病気または事故が原因で1日でも入院した場合に受け取ることができます。
入院保障充実給付金は、違う原因で入院した場合は再度受け取ることが可能です。
・指定代理店請求
保険金の受取人には、契約者である両親をはじめ、子どもを指定することがあります。
しかし、予期せぬ事故や病気などによって、受取人が保険金を請求することが難しい場合があります。
そのときに備え、受取人を代理して保険金を請求できる人を定めておける特約が「指定代理人請求特約」です。
この特約もこどもすくすく保険につけることができます。
返戻率が100%を超える
学資保険の中には、返戻率が100%を割る保険も珍しくありません。
しかし、こどもすくすく保険は返戻率が100%を超える学資保険です。
これはこどもすくすく保険の大きなメリットといえるでしょう。
例えば、契約者が男性・総額受取金が120万円・払込期間が12歳までで子どもが0歳のときに加入した場合、以下のようになります。
・月額保険料:8,195円
・保険料総額:1,180,080円
返戻率は、101.6%となり、わずかではありますが返戻率100%を超えてきます。
少なくとも元本を割ることはないというのは嬉しいですね。
ただ、契約者の年齢や条件によっては、返戻率が100%を割ることもあるので注意が必要です。
学資祝金を据え置くことで返戻率が上がる可能性もある
こどもすくすく保険は、12歳、15歳、18歳、22歳に学資祝金と満期祝金を受け取ることができます。
しかし、中には満期祝金だけを集中して受け取りたいという人もいるかもしれません。
その場合は、12歳や15歳の学資祝金を据え置き、後からまとめて受け取ることもできます。
据え置く場合は、所定の利息が上乗せされますので、その分返戻率にも影響してきます。
保険料の払込を早めに終えることができる
こどもすくすく保険は、保険料の払込期間を12歳か15歳、または18歳と選ぶことができます。
払込期間が短いと、それだけ返戻率が高くなるのです。
一般的に、子どものための貯金を最もしやすい時期は子どもが小学校中学年になる10歳くらいまでと言われています。
高学年になると中学受験の準備が始まりますし、中学に入ると部活や塾、受験準備なども始まってきます。
仮に子どもが0歳のときに契約すると、月々の保険料は約8,100円前後です。
この負担が、子どもが小学校を卒業する頃に終えられれば、中学入学時以降は保険料を支払う必要がありません。
これは経済的にもかなり助かります。
もし子どもが公立中学に通うのなら、払込期間を15歳までにすれば、月々の保険料の負担も軽くできます。
こどもすくすく保険の2つのデメリット
一方で、こどもすくすく保険には知っておきたいデメリットもあります。
ここでは2つご紹介します。
満期祝金の受取が進学後になることも
満期祝金は、こどもすくすく保険を契約した応当日となります。
そして、満期祝金は一般的に子どもの誕生日の後にくる契約日に支給されます。
そのため、保険に加入したタイミングによっては、資金が必要な時期に学資金を受け取れない可能性が出てくるので注意したいところです。
もしも高校を卒業するまでの間に満期祝金を受け取りたいのであれば、子どもの誕生日から3月末までの間に加入しておきましょう。
例えば、子どもの誕生日が7月25日だとすれば、7月25日から3月末までの間に加入しておけば、高校在学中に満期祝金が受け取れます。
しかし、4月1日から7月24日まで、例えば6月1日に加入した場合には、翌年の6月1日が満期祝金の受取日になる可能性があるのです。
本当に資金が必要になるのは、大学受験が始まる前から大学に入学するまでの間です。
こどもすくすく保険に加入する前に、満期祝金はいつ受け取れるのか、しっかり確認しておくことをお勧めします。
医療特約をつけると返戻率が下がる
もう一つのデメリットが、医療特約をつけることで返戻率が100%を切ってしまうことです。
これはこどもすくすく保険に限ったことではなく、学資保険に医療特約をつけると大抵は返戻率が100%を切ってしまいます。
学資保険には、子どもの学資を貯蓄することに重点を置いた貯蓄型学資保険と、子どもに万が一のことがあったときに備える保障型の学資保険に二分されます。
もしも貯蓄に重点を置くのであれば、医療特約はつけない方が目的に合致しています。
こどもすくすく保険の返戻率シミュレーション
学資保険は、契約者の年齢や性別によって保険料が異なるため、返戻率も変わってきます。
今回は基本保険金額が100万円、18歳満期で学資祝金と満期祝金を合わせて120万円となる場合の返戻率についてシミュレーションしてみました。
子どもが0歳の場合
・契約者が20代男性
月額保険料:8,195円
保険料総額:1,180,080円
返戻率:101.6%
・契約者が30代男性
月額保険料:8,203円
保険料総額:1,181,232円
返戻率:101.5%
・契約者が40代男性
月額保険料:8,256円
保険料総額:1,188,864円
返戻率:100.9%
・契約者が20代女性
月額保険料:8,173円
保険料総額:1,176,912円
返戻率:101.9%
・契約者が30代女性
月額保険料:8,187円
保険料総額:1,178,928円
返戻率:101.7%
・契約者が40代女性
月額保険料:8,218円
保険料総額:1,183,392円
返戻率:101.4%
子どもが1歳の場合
・契約者が20代男性
月額保険料:8,950円
保険料総額:1,181,400円
返戻率:101.5%
・契約者が30代男性
月額保険料:8,957円
保険料総額:1,182,324円
返戻率:101.4%
・契約者が40代男性
月額保険料:9,008円
保険料総額:1,189,056円
返戻率:100.9%
・契約者が20代女性
月額保険料:8,928円
保険料総額:1,178,496円
返戻率:101.8%
・契約者が30代女性
月額保険料:8,941円
保険料総額:1,180,212円
返戻率:101.6%
・契約者が40代女性
月額保険料:8,971円
保険料総額:1,184,172円
返戻率:101.3%
子どもが2歳の場合
・契約者が20代男性
月額保険料:9,841円
保険料総額:1,180,920円
返戻率:101.6%
・契約者が30代男性
月額保険料:9,847円
保険料総額:1.181.640円
返戻率:101.5%
・契約者が40代男性
月額保険料:9,896円
保険料総額:1,187,520円
返戻率:101%
・契約者が20代女性
月額保険料:9,818円
保険料総額:1,178,160円
返戻率:101.8%
・契約者が30代女性
月額保険料:9,831円
保険料総額:1,179,720円
返戻率:101.7%
・契約者が40代女性
月額保険料:9,860円
保険料総額:1,183,200円
返戻率:101.4%
契約者の性別・年齢や、子どもの年齢別にシミュレーションをしてみました。
特徴としては、男性よりも女性が契約者になるほうが返戻率が上がること、契約者の年齢が低い方が返戻率が上がることです。
また、子どもの年齢によっても若干返戻率は変わってきます。
この結果から、契約者は男性よりも女性の方が良さそうにも思えます。
しかし、世帯の稼ぎ頭が男性の場合は、契約者は男性にしておいた方がメリットが高いので注意しましょう。
こどもすくすく保険では、契約者が死亡、または高度障害などの状態になったときには、その後の保険料の支払いが免除になる制度があります。
収入が大きくない方の親を契約者にした場合、万が一父親が死亡したりしたときにその後の保険料が免除になることはありません。
この点は注意が必要です。
こどもすくすく保険とたのしみキャンバスとの違い
住友生命には、こどもすくすく保険とたのしみキャンバスという子ども向けの保険が用意されています。
どちらも学資金をカバーするのにふさわしい保険に思えるため、どちらを契約すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
たのしみキャンバスとこどもすくすく保険とはどのように違うのか、特徴をご紹介します。
たのしみキャンバスは学資積立保険
まず、たのしみキャンバスは学資保険ではなく、学資積立保険です。
学資積立保険は年金の仕組みを利用した保険で、一時金とし全額を受け取るか、5年間の年金として受けとるかのどちらかを選ぶことができます。
こどもすくすく保険は、学資祝金として12歳や15歳などのタイミングで祝金を受け取ることができました。
しかしたのしみキャンバスの場合は、一括か5年間連続して受け取るかしか選ぶことができません。
大学の学費を準備するために保険を探しているのなら、たのしみキャンバスは使い勝手が良いでしょう。
しかし、中学入学や高校入学時の資金も保険でまかないたいと考えているのなら、こどもすくすく保険の方が使い勝手が良さそうです。
たのしみキャンバスの方が返戻率がやや高い
たのしみキャンバスの場合、仮に子どもが0歳の時に契約を開始し、払込期間は12年・年金受取総額を300万円に設定した場合、月額保険料は20,145円、払込保険料総額は2,900,880円となります。
この場合の返戻率は103.4%です。
こどもすくすく保険では、返戻率は101%前後でした。
この点ではたのしみキャンバスの方が有利だといえます。
両親に持病などがあるならたのしみキャンバス
こどもすくすく保険では、基本的に契約者は両親で子どもではありません。
しかし、たのしみキャンバスは年金タイプの保険なので、契約者は子ども本人となります。
両親が契約に関わらないため、両親の健康状態は契約に一切関係ありません。
もしも過去や現在、両親がなんらかの疾患を患っていて保険に加入することが難しいような場合にも、たのしみキャンバスなら問題なく利用できます。
払込免除特約と医療特約がない
契約者が子どもになり、両親の健康状態などが契約に関係ないということは、両親が死亡、または高度障害などの状態になったとしても保険料の払込が免除されないということです。
また、たのしみキャンバスには、払込免除特約だけではなく医療特約も付加することができません。
万が一のときの保障が欲しいのであれば、こどもすくすく保険の方が適しています。
まとめ
住友生命の「スミセイのこどもすくすく保険」の特徴や返戻率のシミュレーションをご紹介しました。
こどもすくすく保険の大きな特徴は、返戻率が100%を割らないことです。
元金割れの心配なく学資保険に加入したいという人は、こどもすくすく保険は検討の余地がある保険といえるでしょう。
一方で注意しておきたいのは、医療特約をつけることで元金が割れてしまうこと。
保障型の学資保険を求めているのであれば良いですが、貯蓄型を求めているのであれば、元金が割れてしまうのは大きなデメリットです。
また、住友生命のもう一つの子供用保険である「たのしみキャンバス」との違いについてもご紹介しました。
契約者の状況や目的に合わせて、最適な保険を選んでくださいね。