「自然が多く、子育てしやすい場所に引っ越したい」――そんな想いを持つご家庭におすすめなのが、愛媛県今治市です。温暖な気候と瀬戸内海の美しい風景に囲まれながら、生活利便性と充実した子育て支援制度が整った今治市は、近年移住希望者が増えている注目エリアです。
本記事では、今治市の子育て支援制度、保育・教育環境、住宅支援、医療・交通など生活インフラまで、2025年最新情報をもとにわかりやすく解説します。
今治市の子育て支援制度【2025年最新版】
出産・育児応援給付金
今治市では、2023年度より出産・育児応援給付金を実施しています。これは国の制度(出産・子育て応援交付金)に基づき、妊娠届出時および出産後にそれぞれ5万円、最大で10万円が支給されるものです。
新生児用品の支給
妊娠8か月面談に行くと、まれてくるお子さんのための育児用品『こどもが真ん中ギフト』(フード付きバスタオル・おむつポーチ)がもらえます。
医療費助成制度(18歳に到達する年度末まで)
今治市では、18歳に到達する年度末までのお子さんを対象に、保険診療にかかる医療費を自己負担ゼロにしています。通院・入院ともに対象で、所得制限もありません。
保育園・幼稚園の状況と待機児童
今治市には、2025年4月時点で公立保育所24施設、私立認可保育所19施設、認定こども園10施設があります。
特に0〜2歳児の入所希望者が多いものの、各施設の定員拡充や保育士確保が進んでおり、2024年度の待機児童数はゼロとなっています。
また、企業主導型保育所や一時預かり保育もあり、働くパパ・ママを支える体制が整っています。
移住・定住者向け住宅支援制度
空き家バンク制度
今治市では「空き家バンク」を通じて、市内にある空き家を移住希望者に紹介する取り組みを行っています。登録物件には家賃1万円台からの物件もあり、リフォーム済みの住宅も選べます。
住もういまばり!移住者住宅取得事業費補助金(旧移住促進事業費補助金)
市外から移住した方を対象に、上限70万円を補助するもの。
※詳細は公式ページをご確認ください
住もういまばり!空き家リフォーム補助金(移住者住宅改修支援事業費補助金)
愛媛県外から移住した方が居住を目的として購入・賃借した空き家の住宅改修・家財道具搬出等について費用を補助するもの。
※詳細は公式ページをご確認ください
住居確保給付金支給事業
こちらは働けなくなったときなどに、自治体が補助するもの。
離職、自営業の廃止又は個人の責に帰すべき理由・都合によらない就業機会等の減少により離職や廃業と同程度の状況になり経済的に困窮し、住居を喪失した方又は喪失するおそれのある方に対し、家賃相当分の住居確保給付金を支給することにより、住居及び就労機会の確保に向けた支援を行うもの
教育環境と地域の学び
今治市の小中学校では、少人数制を活かした学びや、タブレット端末を使ったICT教育が推進されています。
今治市立図書館
中央図書館では毎月「おはなし会」や絵本の読み聞かせイベントがあり、未就学児向けの交流の場としても人気です。
学童保育(放課後児童クラブ)
市内には30か所以上の学童保育施設があり、保護者の就労状況に応じて利用可能です。利用料は月額5,000円前後が目安です。
生活利便性と医療・交通インフラ
交通環境
今治駅を中心にJR予讃線や瀬戸内バスが運行していますが、生活には自家用車の利用が一般的です。主要道路の整備状況も良好です。
医療機関
市内には今治市医師会市民病院、今治病院などの総合病院に加え、小児科・歯科・産婦人科クリニックが各地区に分布しています。夜間・休日診療所も整備されています。
買い物環境
イオン今治新都市店、フジグラン今治など大型ショッピングモールがあり、日用品から医薬品まで一通りそろいます。
移住者の声と地域とのつながり
今治市に移住した子育て世帯からは、以下のような声が寄せられています。
- 「近所の人が温かく、子どもも安心して育てられる」
- 「海と山が近くて、自然の中で遊ばせる機会が増えた」
- 「保育園の先生が丁寧で、子どもの成長をしっかり見守ってくれる」
市主催の移住者交流会や、ママ向け子育てサークルもあり、地域とのつながりを築きやすい環境です。
今治市の子育て・移住相談窓口一覧
| 項目 | 内容 | 担当課 | 連絡先 |
|---|---|---|---|
| 子育て相談 | 育児支援、保育所入所 | 子ども未来課 | 0898-36-1529 |
| 住宅支援 | 空き家バンク、補助金 | 建築住宅課 ※地域により問い合先が異なります | 0898-36-1514 0897-72-8772 |
| 移住全般 | 移住・定住支援制度 | 地域振興課 | 0898-36-1514 |
まとめ|今治市でのびのび子育てを始めよう
今治市は、自然豊かな環境と充実した子育て支援、生活利便性がそろった理想的な移住先です。出産・育児にかかる費用を少しでも抑えたい方や、のびのびと子どもを育てたい方にはぴったりのエリアと言えるでしょう。
各種補助制度には申請期限があるため、移住を検討している方は早めに市役所や専門窓口に相談するのがおすすめです。
また、将来の教育資金や生活費に不安がある方は、無料の保険・貯蓄相談もご活用ください。

