洗濯物を部屋干しすると赤ちゃんの服がくさい?ママにできる対策7選

目次

はじめに|赤ちゃんの服、部屋干しで「くさい」と感じたことありませんか?

赤ちゃんの衣類は汗、よだれ、ミルク、皮脂などが付きやすく、洗濯しても部屋干しすると「なんだか臭い…」と感じるママが多いようです。特に梅雨時期や冬場は外干しが難しく、部屋干しに頼らざるを得ません。
しかし、部屋干しによる「生乾き臭」は赤ちゃんの肌トラブルの原因にもなり得るため、正しい対処が必要です。

第1章:なぜ部屋干しすると臭くなるの?ニオイの正体

部屋干しのニオイは「生乾き臭」とも呼ばれ、主に以下の要因で発生します。

  • 湿気で洗濯物が乾きにくい
  • 雑菌が衣類に残る・繁殖する
  • 洗濯槽自体が汚れている

これらが重なることで、「モワッとした」「ツンとした」臭いに変わっていきます。

第2章:赤ちゃんの肌にとって生乾き臭はリスク

赤ちゃんの肌は非常にデリケートで、衣類に付着した雑菌が原因で「あせも」「かぶれ」「湿疹」などの皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。

また、生乾き臭の元となる雑菌「モラクセラ菌」は、アレルギーや皮膚炎との関連も指摘されており、清潔な環境を保つことは健康面でも重要です。

第3章:今すぐできる!ママにおすすめのニオイ対策7選

① 汚れたらすぐ洗濯する

赤ちゃんの服は時間が経つほど汚れが落ちにくくなり、臭いもつきやすくなります。時間がないときは「水につけておく」だけでも効果あり。

② 洗濯前に予洗い・つけ置き

ミルクやうんちの汚れは、洗濯前に軽く水洗いすることで洗浄力が高まります。重曹や酸素系漂白剤を使った「つけ置き」もおすすめです。

③ 酸素系漂白剤を活用

赤ちゃんの服にやさしい酸素系漂白剤(液体タイプ)は、除菌・消臭に効果的。毎回でなくとも週1回の使用で臭いが軽減されます。

④ 洗濯槽の定期的な掃除

洗濯槽の裏側にはカビや雑菌が溜まりやすいため、月に1回は洗濯槽クリーナーで清掃を。

⑤ 部屋干しの方法を工夫する

洗濯物の間隔をあけ、空気の通り道を確保しましょう。サーキュレーターや扇風機を併用することで乾燥時間が大幅に短縮され、臭いの原因菌の繁殖も抑えられます。

⑥ 除湿機・浴室乾燥機の活用

部屋干しの救世主とも言えるのが除湿機や浴室乾燥機。湿度を下げ、空気の流れを作ることで速乾を実現。
コストや騒音、設置スペースの面で選び分けましょう。

⑦ 赤ちゃん用洗剤を正しく使う

合成香料や蛍光剤を含まない無添加・低刺激のベビー専用洗剤がおすすめ。
柔軟剤の使用も控えめに。消臭効果のある天然由来のアイテムならOK。

第4章:洗剤・漂白剤・柔軟剤の選び方

  • 香料や着色料はNG
  • 蛍光増白剤なしの洗剤を選ぶ
  • 塩素系漂白剤は避け、酸素系を選ぶ
  • パック型液体洗剤は子どもの手が届かない高所に設置し、誤飲に十分注意する

参考:消費者庁「Vol.655 洗濯用パック型液体洗剤での事故に注意!」

第5章:干し方だけでニオイが変わる!おすすめの干し方

洗濯物は「部屋の中央」「高い位置」に干すと空気が流れやすく乾きやすくなります。
ピンチハンガーを使い「アーチ型」に干すのが理想です。

第6章:家電の上手な使い分け術(除湿機・浴室乾燥・サーキュレーター)

  • 除湿機:部屋全体の湿度を下げる
  • 浴室乾燥:密閉空間で短時間乾燥
  • サーキュレーター:風の通りを作る

使用環境に合わせて使い分けることで、電気代の節約にもつながります。

第7章:それでも臭うときの最終手段

・煮洗い:60℃以上での洗浄はほとんどの雑菌に効果あり
・重曹・クエン酸:自然由来の消臭力で安心
・専用スプレー:外出先での応急処置にも便利

まとめ:赤ちゃんの肌を守る、清潔な部屋干し習慣を

日々の育児に忙しい中でも、洗濯環境を少し見直すことで、赤ちゃんの健康と清潔を守ることができます。

無理のない範囲で、できることから始めてみましょう。

参考・引用リンク

目次