赤ちゃん・幼児連れでも安心!新幹線&飛行機での帰省ポイント7選
お盆や年末年始、ゴールデンウィークなどの大型連休。家族での帰省や旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。
しかし、赤ちゃんや幼児を連れての移動は想像以上に大変。ぐずったり、泣いたり、荷物が多くて身動きがとれなかったり…親にとってはハードルが高いイベントでもあります。
そんな不安を少しでも解消するために、今回は「新幹線」「飛行機」どちらの移動でも役立つポイントを7つ厳選してご紹介します。ママもパパも、事前にしっかり準備して、赤ちゃんと一緒に快適な移動を実現しましょう!
新幹線と飛行機、子連れにとってのメリットは?
赤ちゃん・幼児連れでの帰省では、移動手段をどう選ぶかが非常に重要です。「新幹線が楽そう」「飛行機なら早いかも」と悩むママパパも多いでしょう。
そこでまずは、新幹線と飛行機、それぞれの子連れ目線でのメリットと注意点を比較してみましょう。
項目 | 新幹線 | 飛行機 |
---|---|---|
移動時間 | 都市間移動は比較的長いが乗換が少ない | 短時間で移動可能だが空港までのアクセスが必要 |
乗り換え負担 | ほぼ不要(駅構内で完結) | 空港内移動や搭乗手続きがある |
座席の広さ | 普通車はやや狭い/グリーン車は快適 | 航空会社や席種により異なる(バシネット席あり) |
授乳・おむつ替え | 多目的室が使える(要声かけ) | ベビー休憩室やおむつ替え台が充実している空港多数 |
騒音・揺れ | 比較的安定していて音も静か | 離着陸時に揺れや音が大きい/耳抜き必要 |
ベビーカー対応 | ホームまで持ち込みOK、荷物置き場あり | 空港で預ける必要あり(機内持込は不可) |
それぞれ一長一短はありますが、荷物の多さ・お子さんの月齢・目的地までのアクセスを考慮して選ぶのがおすすめです。次章からは、どちらの手段でも役立つ「帰省成功のポイント」をご紹介していきます!
ポイント①:予約は「子連れ目線」で!座席選びのコツ
赤ちゃんや幼児との長距離移動を快適にするカギは、なんといっても「座席選び」です。騒がしくなっても周囲に配慮しやすく、親も気を張りすぎずに過ごせるポジションを確保しましょう。
● 新幹線の場合
- 車両の端(最後列)を選ぶと、後方を気にせず背もたれを倒せる
- 多目的室近くは授乳やおむつ替えがしやすく安心(要乗務員へ声かけ)
- グリーン車は静かで座席も広め。費用に余裕があれば検討を
● 飛行機の場合
- バシネット席(ベビーベッド設置可)を早めに予約 ※航空会社に要確認
- 前方通路側の座席はトイレや荷物出し入れがしやすく便利
- チャイルドシート持ち込み対応座席もあり(要事前連絡)
特に飛行機では、子連れに配慮された座席は数が限られているため、なるべく早く予約しましょう。新幹線も指定席は早めの確保が安心です。
ポイント②:荷物の準備術 — 手荷物と宅配を使い分けてスマートに!
子連れでの移動は、とにかく荷物が多くなるもの。ベビーカーにおむつ、着替え、ミルク、おやつ…抱っこひもまで加わると、ママもパパも手がふさがりがちです。
そこでおすすめなのが「手荷物」と「宅配」の使い分け」。必要なものを見極めて、移動の負担を軽くしましょう。
● 移動時に持参したい手荷物
- おむつ/おしりふき/ビニール袋(3〜5枚)
- 着替え1〜2セット(ミルク漏れ・汗・嘔吐対策)
- ミルク・哺乳瓶/水筒/おやつ/離乳食
- お気に入りのおもちゃ・絵本・音の出ない知育グッズ
- 授乳ケープ・ブランケット
- 母子手帳・保険証・お薬手帳
● 宅配を活用したいアイテム
- 着替えやパジャマ・靴などの衣類一式
- おむつパック(大量持参が不要に)
- ベビーソープや哺乳瓶洗浄グッズ
- 手土産・お年賀・贈答品
宅配便はヤマト運輸や佐川急便などの「事前配送サービス」が便利です。実家や帰省先に受取時間を合わせて送れば、当日の移動が格段にラクになります。
▶ 宅配サービス一例:
ヤマト運輸 宅急便サービス / 佐川急便 飛脚宅配便
ポイント③:移動中のグズり対策と時間帯選び
長時間の移動で不安なのが、赤ちゃんや幼児のぐずり・泣き。静かな車内や機内で泣き出すと、親は気まずくて焦ってしまいがちです。
事前の工夫でぐずりを最小限に抑えることは可能。時間帯の選び方や気をそらすアイテムの活用がポイントです。
● 移動の時間帯は「お昼寝時間」に合わせて
- 赤ちゃんが寝やすい時間(昼食後など)に合わせて移動スケジュールを組む
- 朝イチや夕方以降は混雑&眠気のピークで不機嫌になりやすい
● 静かに遊べるおもちゃ&グッズを準備
- お気に入りのおもちゃ(音が出ないもの)や布絵本
- 小さなぬいぐるみ、手遊びグッズ、スナックケースなど
- 100円ショップの知育グッズもおすすめ
- スマホにお気に入り動画をダウンロードしておく(イヤホン不要で音量最小に)
● おやつや飲み物で気分転換を
- おやつは個包装&手が汚れにくいものをセレクト
- ストローマグや飲み口つきペットボトルで水分補給
「ちょっとぐずるのは当たり前」と思って、深呼吸する気持ちの余裕も大切です。子どもと親、両方にやさしい移動時間を選んで、無理のないスケジュールを立てましょう。
ポイント④:授乳・おむつ替えスポットの事前チェック
赤ちゃん連れでの長距離移動では、授乳やおむつ替えのタイミングも重要なポイントです。焦らず対応できるよう、あらかじめ立ち寄れるスポットを調べておくと安心です。
● 新幹線利用の場合
- 多目的室が設置されている車両あり(要:乗務員に声かけ)
- 駅構内には授乳室やベビーケアルームがあることも
- JR東日本の授乳室情報:https://www.jreast.co.jp/baby/shisetsu/
● 飛行機利用の場合
- 主要空港には授乳室・おむつ替えスペースが完備
- 羽田空港 授乳室情報:https://tokyo-haneda.com/facilities/baby.html
- 空港マップで搭乗ゲート近くの場所を事前確認しておくとスムーズ
また、車内や機内での対応に備えて、授乳ケープや使い捨てのおむつ替えシートを準備しておくと、万が一のときにも落ち着いて対応できます。
ポイント⑤:時間に余裕をもって行動する
赤ちゃんや幼児を連れての移動は、予想以上に時間がかかるものです。荷物が多い、歩く速度が遅い、急なおむつ替えや授乳が発生する…など、予定通りに進まないことも珍しくありません。
そのため、「30分早め」を意識することが、ストレスを減らす最大のコツです。
● 改札・チェックイン・搭乗は早めが基本
- 新幹線は発車15分前にはホーム到着を目安に
- 飛行機は国内線で出発60分前、国際線で90〜120分前に空港到着が安心
- 乗車・搭乗前にトイレや授乳の時間も確保しておく
● 現地での移動も見越したスケジュールを
- 空港や駅構内は広く、ベビーカー移動だと時間がかかる
- 混雑時はエレベーターの待ち時間も想定しておく
- 乗換がある場合は最低15〜20分の余裕を
「早く着きすぎたかな?」くらいがちょうどいいです。焦らず、余裕をもって移動することで子どもにも穏やかな気持ちが伝わります。
ポイント⑥:飛行機での耳抜き・気圧対策は必須!
飛行機での移動において、赤ちゃんや幼児が離着陸時にぐずる最大の原因が「耳の痛み」です。これは気圧の急激な変化によるもので、大人でも不快に感じるほど。
しかし、正しい準備とちょっとした工夫で、子どもの負担を大きく減らすことができます。
● 耳抜きに効果的な方法
- 授乳・哺乳瓶・ストローマグで飲み物を与える(離着陸時)
- おしゃぶりをくわえさせる(吸う動作で耳抜き効果)
- 咀嚼ができる年齢の子には、ガムやグミ、おやつも◎
● 離着陸のタイミングを意識する
- 授乳やおやつは上昇時・降下時の5〜10分前にスタート
- タイミングが合わない場合は、何かを吸う行動をさせるだけでも効果あり
● 不安なときは事前相談を
- 耳鼻科で「飛行機で耳が痛くなりやすい子」向けのアドバイスをもらう
- 必要に応じて、点鼻薬や耳抜き補助グッズの利用も検討
子どもが痛がって泣いてしまうと、親も焦ってしまいます。「耳抜きの準備」を前提にスケジュールを組むことで、気持ちの余裕も生まれます。
ポイント⑦:万が一の体調不良や遅延対策も忘れずに
どれだけ準備をしていても、赤ちゃんや幼児との移動には予期せぬトラブルがつきものです。突然の発熱、嘔吐、交通機関の遅延など、万一の備えがあると落ち着いて対処できます。
● 健康トラブルへの備え
- 母子手帳・健康保険証・お薬手帳は必ず持参
- 解熱剤(使用経験があるもの)や冷却シートを携帯
- 除菌グッズ、体温計、ビニール袋(嘔吐用)もあると安心
- 心配なときは小児科の電話相談窓口(#8000)を活用
● 遅延・欠航時の備え
- 移動予定の交通機関の運行状況を事前にアプリで確認(JR東日本アプリなど)
- 台風や積雪が予想される場合は、早めに日程調整や振替便予約も検討
- 航空便なら、欠航時の払い戻し・振替ルールを事前に把握しておく
● 予備費用と宿泊先情報も念のために
- 宿泊が必要になった場合のために現金やクレカを余分に用意
- 帰省先以外での一時滞在先(ビジネスホテル等)の候補も調べておくと安心
「万が一」を考えておくだけで、心の余裕がまったく違います。赤ちゃんとの移動は「備えておく」ことが最強の安心材料になります。
まとめ:安心準備で“家族の思い出”を楽しもう
赤ちゃん・幼児を連れての帰省や旅行は、最初は不安も多いかもしれません。ですが、事前にしっかりと準備をしておけば、その不安は安心に変わり、移動時間もかけがえのない家族の思い出になります。
今回ご紹介した7つのポイントを振り返ってみましょう:
- ① 座席選びを工夫して、親子で快適なスペースを確保
- ② 荷物は手荷物と宅配で使い分けて負担を軽減
- ③ グズり対策と移動時間の工夫で心にゆとりを
- ④ 授乳・おむつ替えスポットは事前チェックがカギ
- ⑤ 予定より30分早く動く「早め行動」が安心を生む
- ⑥ 飛行機では耳抜き対策を忘れずに
- ⑦ 万が一のトラブルにも対応できる備えを
親が落ち着いて行動すれば、赤ちゃんも自然と安心して過ごせます。移動そのものを「大変なこと」ではなく、家族の大切な時間として楽しめるよう、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。