専業主婦の生命保険はいくら必要?家庭の状況別に必要保障額を解説

専業主婦(主夫)は収入がないため、「生命保険はそれほど必要ないのでは」と考える人もいます。
しかし、家事や育児など家庭内で担っている役割は大きく、万一のことがあった場合には家計にさまざまな影響が出る可能性があります。

たとえば、育児や家事を外部サービスに頼む費用が必要になったり、働き方を変える必要が出てきたりすることもあります。
そのため、専業主婦の生命保険を考えるときは「収入の有無」だけでなく、家庭で担っている役割から必要保障額を考えることが大切です。

この記事では、専業主婦の生命保険の必要保障額の考え方と、家庭の状況ごとの目安を解説します。

目次

専業主婦の生命保険はいくら必要?基本的な考え方

専業主婦の生命保険の必要保障額は、「収入の代替」ではなく「家庭内の役割の代替コスト」で考えるのが基本です。

具体的には、次のような費用が発生する可能性があります。

・ベビーシッターや家事代行などの外部サービス
・保育園や学童保育の利用
・食事宅配など生活サポート
・仕事と育児の両立のための追加支出

つまり、専業主婦の死亡保障は「残された家族の生活を支えるための費用」を基準に考えます。

専業主婦の死亡保障で考える主な費用

専業主婦の死亡保障を考えるときは、主に次の費用を想定します。
これらの費用は家庭の状況によって大きく変わるため、子どもの有無や年齢なども考慮して判断することが重要です。

専業主婦の生命保険の目安はいくら?

専業主婦の死亡保障は、家庭の状況によって必要な金額が大きく変わります。
一般的には、次のような考え方で保障額を設定する家庭が多くなっています。

家庭の状況専業主婦の死亡保障の目安
子どもなし200万〜500万円程度
子どもが小さい500万〜1,000万円程度
子どもが中高生以上200万〜500万円程度

この金額はあくまで目安ですが、理由は「家事・育児の代替費用」が基準になるためです。

例えば子どもが小さい場合は

・保育園や学童
・ベビーシッター
・家事代行サービス

などの費用が発生する可能性があります。

一方で、子どもが成長している家庭では、必要な生活サポート費用が減るため、死亡保障も比較的少額になることがあります。

家庭の状況別|専業主婦の必要保障額の考え方

子どもがいない夫婦の場合

子どもがいない夫婦の場合、専業主婦の死亡によって直接的に必要になる費用は比較的少ない傾向があります。

ただし、家事を外部サービスに頼む場合は一定の費用がかかるため、数百万円程度の保障を用意する家庭もあります。

一方で、貯蓄が十分にある場合には生命保険を重視しないケースもあります。

子どもが小さい家庭の場合

子どもが小さい家庭では、専業主婦の役割が大きく、必要保障額も高くなる傾向があります。

例えば、次のような費用が想定されます。

・保育園や学童の利用
・ベビーシッター
・家事代行サービス

こうした支出が数年間続く可能性もあるため、数百万円〜1,000万円程度の死亡保障を検討する家庭もあります。

子どもが成長している家庭の場合

子どもがある程度成長している場合、育児の負担は小さい頃よりも減ることが多くなります。

そのため、専業主婦の死亡保障も比較的少額に設定されることがあります。

ただし、家事や生活サポートの負担は残るため、一定の保障を確保しておく家庭もあります。

専業主婦でも死亡保障が不要になるケース

専業主婦であっても、家庭の状況によっては死亡保障があまり必要ないケースもあります。

例えば次のような場合です。

・十分な貯蓄がある
・親族のサポートを受けられる
・子どもが独立している
・家事や生活の負担が大きくない

このような場合には、生命保険の保障額を小さくする、または加入しないという選択をする家庭もあります。

専業主婦の生命保険は「必要保障額」だけで決めない

生命保険を考えるときは、必要保障額だけでなく次の点も確認しておくことが大切です。

・現在の貯蓄額
・家族のサポート体制
・働き方の変更が可能か
・教育費の計画

家庭によって状況は大きく異なるため、必要な保障額も一律ではありません。

まとめ

専業主婦の生命保険の必要保障額は、収入の有無ではなく「家庭内で担っている役割」から考えることが大切です。

特に子どもが小さい家庭では、育児や家事を外部サービスで補う必要があり、一定の費用が発生する可能性があります。

一方で、子どもがいない家庭や貯蓄が十分にある家庭では、必要な保障額が少なくなることもあります。

家庭の状況や家計のバランスを踏まえながら、無理のない形で死亡保障を考えることが重要です。

参考資料

生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」
総務省「家計調査」

監修

武田 吉広(タケダ ヨシヒロ)

ファイナンシャルプランナー

毎月定期的に実施しているセミナーが各地で大好評。
国内生命保険会社で支店長などを20年間勤めた経験を活かし、教育・老後などの人生における「お金の問題」をお客様に寄り添って解決していく。
アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー

※本記事は執筆時点の情報をもとに作成しています。保険商品や制度の内容は変更される可能性があるため、最新の情報は各保険会社・公的機関の案内をご確認ください。

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