子どもが生まれると、生活費や教育費など将来のお金について考える機会が増え、生命保険を見直すべきか悩む家庭も多くなります。
そのタイミングで「生命保険を見直したほうがいいのか」と悩む家庭も少なくありません。
結論から言うと、子どもが生まれたタイミングは生命保険を見直す代表的なタイミングの一つです。
家族構成が変わることで、万が一のときに必要になる保障額が変わる可能性があるためです。
特に、家計を支える人に万が一のことがあった場合、残された家族の生活費や教育費をどのように確保するかを考える必要があります。
そのため、多くの家庭では出産をきっかけに生命保険の内容を見直しています。
子どもが生まれると必要な保障が変わる理由
生命保険は、家族の生活を守るための保障です。
そのため、家族構成が変わると必要な保障内容も変わることがあります。
子どもが生まれると、次のようなお金が新たに必要になります。
・家族の生活費
・子どもの教育費
・住居費(住宅ローンや家賃など)
・葬儀費用
もし家計を支える人が亡くなった場合、これらの費用を残された家族が支払っていくことになります。
そのため、子どもが生まれると死亡保障の必要性が高くなるケースが多くなります。
見直しを考えるべき生命保険のポイント
生命保険を見直すときは、すべての保険を変更する必要があるわけではありません。
特に確認しておきたいポイントは次の3つです。
死亡保障の金額
家族が増えると、万が一のときに必要になる生活費が増える可能性があります。
現在の死亡保障が、家族の生活を守る金額として十分か確認することが大切です。
保障期間
子どもがいる家庭では、子どもが独立するまでの期間に保障が必要になるケースが多くなります。
そのため、保障期間が家族のライフプランに合っているかも確認しておきたいポイントです。
保険料と家計のバランス
保障を増やす場合は、保険料が家計の負担にならないかも重要です。
無理なく支払える範囲で保障を設計することが大切です。
子どもがいる家庭で考える死亡保障の目安
子どもがいる家庭では、次のようなお金を考慮して死亡保障を考えることが一般的です。
・家族の生活費
・子どもの教育費
・住宅費
・葬儀費用
例えば、子どもが小さい場合は生活費や教育費を長期間カバーする必要があります。
一方で、子どもが成長して独立が近くなると、必要な保障額は少しずつ減ることがあります。
このように、子どもの年齢によって必要な死亡保障は変わることがあります。
子どもが独立するまで保障が必要になるケースが多い
子どもがいる家庭では、一般的に「子どもが独立するまで」を目安に死亡保障を考えるケースが多くなります。
例えば次のようなイメージです。
| 子どもの年齢 | 必要保障期間の考え方 |
|---|---|
| 0歳 | 約20年程度 |
| 小学生 | 約10〜15年 |
| 高校生 | 数年〜10年 |
子どもが小さいほど、必要な保障期間は長くなる傾向があります。
一方で、子どもが成長するにつれて生活費や教育費の残り期間が短くなるため、必要な保障額は徐々に少なくなることもあります。
子どもが生まれたときの必要保障額の考え方
生命保険の必要保障額は、次のような考え方で整理されることが一般的です。
必要なお金 − 公的保障や貯蓄 = 不足する金額(保険で準備する金額)
具体的には、次のような要素を整理します。
・家族の生活費
・子どもの教育費
・遺族年金などの公的保障
・現在の貯蓄
この不足分を目安に死亡保障を設計することで、過不足の少ない保険設計ができます。
夫婦の死亡保障の考え方や必要保障額の計算方法については、
「夫婦の死亡保障はいくら必要?」の記事で詳しく解説しています。
子どもが生まれたときに保険を増やすべきとは限らない
子どもが生まれたからといって、必ずしも保険を増やす必要があるとは限りません。
例えば次のようなケースでは、現在の保障で足りる場合もあります。
- 十分な貯蓄がある
- 遺族年金で生活費の多くをカバーできる
- 共働きで収入が安定している
- 共働き家庭では、夫婦それぞれの収入や家計の分担によって必要な保障額が変わることもあります。
共働き家庭の生命保険の考え方については、次の記事で詳しく解説しています。
- 共働き家庭では、夫婦それぞれの収入や家計の分担によって必要な保障額が変わることもあります。

そのため、単純に保障額を増やすのではなく、家計全体を整理したうえで判断することが大切です。
生命保険を見直す主なタイミング
生命保険は、次のようなライフイベントのタイミングで見直す家庭が多くなっています。
・結婚したとき
・子どもが生まれたとき
・住宅ローンを組んだとき
・働き方や収入が変わったとき
こうした変化があると、必要な保障額も変わることがあります。
まとめ
子どもが生まれると、守るべき家族が増え、生活費や教育費など将来のお金の考え方も変わります。
そのため、出産は生命保険を見直す代表的なタイミングの一つです。
ただし、保険を増やすことだけが見直しではありません。
現在の保障内容や家計の状況、公的保障などを整理し、自分の家庭に合った保障額を考えることが重要です。
子どもの年齢や家計の状況によって必要な保障は変わるため、ライフプランに合わせて生命保険を見直していくことが大切です。
参考資料
厚生労働省「人口動態統計」
生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」

武田 吉広(タケダ ヨシヒロ)
ファイナンシャルプランナー
毎月定期的に実施しているセミナーが各地で大好評。
国内生命保険会社で支店長などを20年間勤めた経験を活かし、教育・老後などの人生における「お金の問題」をお客様に寄り添って解決していく。
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