【2025年最新版】志木市で子育てするなら?補助金・施設・支援制度まとめ

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志木市は子育てしやすい?その理由とは

埼玉県南部に位置する志木市は、東京都心へのアクセスが良好で、子育て世帯の転入が増えている人気のエリアです。人口は約7万5千人(2025年4月時点)と比較的コンパクトながら、子育てに特化した支援制度や施設が充実しており、「共働きでも安心して子育てできるまち」として注目を集めています。

特に注目すべきポイントは以下の3つです:

  • 都内通勤がしやすい立地(東武東上線で池袋まで20分前後)
  • 18歳までの医療費助成など、公的サポートが手厚い
  • 子育て支援センターや一時預かりなど、地域資源が充実

また、自然と都市機能がバランス良く共存している点も、志木市の大きな魅力です。駅前には大型ショッピングセンターや医療施設が揃い、少し離れれば親水公園や緑豊かな秋ヶ瀬公園など、子どもがのびのび遊べる環境もあります。

この記事では、そんな志木市での子育てに役立つ情報を「補助金・保育・教育・住まい」などの観点から、最新制度を交えてわかりやすく紹介します。

志木市の出産・子育て関連の主な支援制度

志木市では、妊娠期から子育て期にわたって多くのサポート制度が用意されています。ここでは、代表的な支援内容を対象年齢や制度の特徴とあわせて一覧でご紹介します。

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制度名対象内容
出産・子育て応援給付金
(伴走型支援)
妊婦・0歳児の保護者妊娠時と出生後に各5万円支給(合計10万円)
面談・相談支援つき
こども医療費助成0歳~18歳まで(高校卒業まで)医療機関の自己負担分(入院・通院)を助成
※所得制限なし
児童手当0歳~15歳(中学修了前)最大15,000円/月支給
年齢・所得に応じて変動
ファミリー・サポート・センター事業育児支援を必要とする家庭地域の援助会員による一時的保育
(送迎やお迎えも可能)
妊婦健康診査助成妊婦最大14回分の健診費用を助成

特に注目されているのが「こども医療費助成」です。高校卒業までの医療費がほぼ無料になるため、通院が多くなりがちな乳幼児期や成長期にも安心して医療サービスを利用できます。

また、2023年度より国が進める「出産・子育て応援給付金」(伴走型支援)も志木市で実施されています。妊娠届・出生届の際に対象者が案内されるため、必ず確認しておきましょう。

詳細や申請方法は、志木市公式サイト「子育て支援ページ」をご確認ください。

志木市の保育・幼稚園事情

志木市には、認可保育所・小規模保育事業・認定こども園・幼稚園など、さまざまな保育施設が整備されており、子どもに合った環境を選びやすいのが特徴です。共働き家庭や育児と仕事を両立する家庭にも適した体制が整っています。

● 志木市内の主な保育施設の種類

  • 認可保育所:志木駅・柳瀬川駅周辺を中心に多数
  • 小規模保育施設:0~2歳対象の少人数制施設が複数
  • 認定こども園:保育と教育を一体で提供する施設もあり
  • 幼稚園:私立中心に多数、預かり保育を実施している園も

● 空き状況と入園申込

志木市では毎年秋に翌年度の保育所等利用申込が行われます。市の公式サイトで空き状況が定期的に更新されているため、希望する施設の情報を早めに確認することが大切です。

● 志木市の待機児童数の推移(令和2年〜令和6年)

志木市では待機児童ゼロを目指して、保育施設の整備や定員拡大を推進しています。以下は過去5年間の4月1日時点の待機児童数です。

年度(4月1日現在)待機児童数
令和2年(2020年)12人
令和3年(2021年)12人
令和4年(2022年)8人
令和5年(2023年)4人
令和6年(2024年)4人

このように、志木市では待機児童数が年々減少しており、令和4年以降は一桁台にまで改善されています。特に共働き家庭にとって、保育園に入りやすい環境は大きな安心材料です。

● 一時保育・病児保育サービスも充実

仕事や通院などで一時的に保育が必要な場合は、「一時保育(要予約)」を実施している園の利用が可能です。また、志木市では「病児・病後児保育室さくらんぼ」が市内医療機関と連携しており、安心して預けられる体制が整っています。

こうした柔軟なサービスがあることで、フルタイム勤務や急な用事があっても育児と両立しやすくなっています。

志木市の子育て支援施設と相談窓口

志木市では、地域に根ざした子育て支援施設や相談窓口が充実しており、育児の悩みや不安を気軽に共有できる環境が整っています。特に初めての子育てをする家庭にとっては、大きな安心につながります。

● 志木市子育て支援センター一覧

志木市には複数の子育て支援センターがあり、それぞれが親子交流・育児相談・子育て講座を開催しています。

センター名所在地電話番号開所時間公式リンク
にこまある志木市本町1-1-67(いろは保育園2階)048-486-68889:30~16:30(月~土)https://nicomaaru.com/
まんまある志木市幸町3-9-52(西原保育園2階)048-472-71129:30~16:30(月~土)https://manmaaru.com/
ぽけっと志木市中宗岡1-1-1(総合福祉センター内)048-485-31029:30~16:30(月~土)市公式情報
ぷちまある志木市本町5-26-1(マルイファミリー志木8階)080-4452-153810:00~15:00(木・金・土)https://puchimaaru.com/
めばえ志木市上宗岡4-19-61048-423-66759:00~11:30/13:00~15:30(月~金)市公式情報

これらの支援センターでは、予約不要で親子が気軽に立ち寄り、育児相談や遊び場の提供、イベントへの参加が可能です。地域とのつながりを築きながら、孤立せずに子育てできる環境が整っています。

志木市の教育環境と小中学校の特色

志木市では、子どもたちが安心して学べる教育環境の整備に力を入れています。公立小中学校は学区制となっており、各校で特色ある教育活動が行われています。また、放課後の居場所づくりやICT活用など、時代に応じた学びの支援も充実しています。

● 公立小中学校の基本情報

2025年4月現在、志木市には以下の公立学校があります:

  • 小学校:7校(志木小学校、志木第三小学校、志木第四小学校など)
  • 中学校:3校(志木中学校、志木第二中学校、宗岡中学校)

市内の小中学校では、ICT教育の導入が進んでおり、1人1台のタブレット端末配布(GIGAスクール構想)を活用した授業が展開されています。

● 放課後子ども教室・学童保育

放課後に子どもたちが安心して過ごせる「放課後子ども教室」や「学童保育室」が全小学校に併設されています。保護者の就労の有無にかかわらず利用可能な放課後子ども教室では、地域ボランティアの協力による多様な体験活動も提供されています。

学童保育の対象は原則として小学校1〜3年生ですが、保護者の就労状況等によっては高学年まで利用可能です。

● 読書活動・図書館サービス

志木市立図書館は、柳瀬川図書館、いろは遊学図書館、宗岡公民館図書室、宗岡第二公民館図書室の2館2室があり、子ども向け読み聞かせ会や読書スタンプラリーなどのイベントを定期開催しています。児童書も豊富で、小学校の読書活動とも連携しています。

図書館の詳細はこちら:志木市立図書館公式ページ

● 不登校支援・教育相談

志木市では、教育サポートセンターなどを通じて、不登校や発達に関する相談支援を実施しています。専門スタッフによる面談や家庭訪問も行われており、多様な子どもたちの学びを支える仕組みが整っています。

詳細はこちら:教育相談(志木市公式サイト)

志木市で人気の公園・おでかけスポット

志木市には、自然と触れ合える公園や、子どもと一緒に楽しめるスポットが多数あります。ここでは、家族でのお出かけにおすすめの場所をご紹介します。

● いろは親水公園

新河岸川と柳瀬川の合流地点に位置する公園で、ウォーターパークや複合遊具、散策路、多目的広場などが整備されています。夏季には水遊びが楽しめ、春には桜が咲き誇るお花見スポットとしても人気です。

詳細はこちら:いろは親水公園 – 志木市公式サイト

● 館近隣公園

柳瀬川駅から徒歩5分の場所にある公園で、大型遊具や広い芝生が特徴です。ピクニックや散歩に最適で、地元の方々の憩いの場となっています。

● 志木の杜公園

志木の杜という大規模マンション群の中にある公園で、ブランコやすべり台、砂場などの遊具が設置されています。広々とした空間で、子どもたちがのびのびと遊べます。

● キッズランド(マルイファミリー志木内)

マルイファミリー志木の7階にある室内遊び場で、トランポリンやすべり台、ボールプールなどが完備されています。雨の日でも安心して遊べるスポットです。

詳細はこちら:キッズランド – マルイファミリー志木

● 柳瀬川図書館

志木ニュータウン内にある市立図書館で、児童書が豊富に揃っています。読み聞かせ会などのイベントも開催されており、親子で読書を楽しむことができます。

詳細はこちら:柳瀬川図書館 – 志木市公式サイト

志木市の子育て支援制度と手当

志木市では、子育て家庭を支援するため、さまざまな手当や助成制度を設けています。以下に主な制度をご紹介します。

● 児童手当

児童手当は、0歳から18歳に達する日以後の最初の3月31日までの児童を養育している方に支給されます。2024年10月から制度が改正され、所得制限が撤廃されました。

児童の年齢第1子・第2子第3子以降
0歳~3歳未満15,000円30,000円
3歳~高校生10,000円30,000円

支給は年6回(偶数月)に2か月分ずつ行われます。詳細は志木市公式サイトをご確認ください。

● 児童扶養手当

ひとり親家庭などで、18歳未満の児童を養育している方に支給されます。所得に応じて支給額が決定されます。

● 子ども医療費助成

志木市では、0歳から中学校3年生までの児童を対象に、医療費の自己負担分を助成しています。所得制限はありません。

● 未熟児養育医療給付

出生時に身体の発育が未熟で、指定医療機関での入院治療が必要と認められた乳児に対し、医療費を助成します。

● 障害児福祉手当

障がいのある児童を養育している家庭に対し、手当が支給されます。支給額や対象者の詳細は、志木市の公式サイトをご確認ください。

各手当の詳細は志木市公式サイトをご確認ください。

志木市に住んでよかった!実際のママパパの声

実際に志木市で子育てをしている家庭からは、「通勤・買い物・育児のバランスが取れていて住みやすい」「自然が多く、子どもをのびのび育てられる」といった声が多く聞かれます。ここでは、現役ママパパのリアルな声をご紹介します。

● 都内通勤の共働き家庭(30代・2歳児のママ)

「保育園の数もそこそこ多く、柳瀬川駅周辺から池袋まで20分程度で通えるので、フルタイム勤務でも負担が少ないです。保育園の一時預かりも使いやすくて助かっています。」

● 初めての子育て(20代・0歳児のパパ)

「志木駅周辺にドラッグストアやベビー用品店が揃っていて、子育て用品の買い物に困りません。親水公園や図書館の読み聞かせイベントも充実していて、週末のお出かけに便利です。」

● 転入組ファミリー(40代・3児のママ)

「志木市の子育て支援センターはどこも雰囲気がよくて、初めての育児でも孤独を感じませんでした。転入してきてすぐにママ友ができたのもありがたかったです。」

● 志木の自然環境が好きな家庭(30代・5歳児のパパ)

「いろは親水公園で水遊び、秋ヶ瀬公園でピクニック、というように自然を身近に感じられるのが魅力。アウトドア派のうちの家族にはぴったりのまちです。」

このように、志木市は都市の利便性と自然のやすらぎを兼ね備えた、子育て世帯にやさしい環境が整っている地域といえます。

まとめ:志木市で子育てするメリットと注意点

ここまで、志木市で子育てをする上での魅力や支援制度、教育環境について詳しくご紹介してきました。最後に、志木市での子育てのメリット注意点をまとめます。

● 志木市で子育てするメリット

  • 都心へのアクセスが良好(東武東上線で池袋まで約20分)
  • 子ども医療費助成が高校卒業まであり、経済的負担が軽い
  • 保育所・学童・放課後教室などが充実しており、共働き家庭にも安心
  • いろは親水公園や図書館などの公共施設が豊富で、身近に自然や学びの機会がある
  • 子育て支援センターが複数あり、育児に悩む親の居場所がある

● 志木市で注意すべき点

  • 人気の保育園は第一希望での入園が難しいことがある
  • 戸建て住宅の地価がやや高めで、購入には計画的な資金準備が必要
  • 子ども向けの民間習い事教室の選択肢はやや少ない印象がある

とはいえ、全体的に見て志木市は「子育てしやすいまち」としての環境が非常に整っています。特に0〜6歳の乳幼児期には行政サービスの恩恵を大きく感じられるため、若い世代のファミリー層には非常におすすめできる地域です。

これから志木市への引越しや住み替えを検討しているご家庭は、各種支援制度や地域施設の活用を前提に、しっかりとライフプランを立てるとよいでしょう。

また、将来の学費負担に備えて、早いうちから教育資金を準備するご家庭も増えています。特に大学進学時の出費を見越して、学資保険などの活用を検討してみるのもひとつの選択肢です。

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参考・引用元一覧

※すべてのリンクは2025年5月9日時点で有効であることを確認。

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