「団信だけで本当に足りるのだろうか?」 住宅ローンを組んだあと、そう感じて検索する方は少なくありません。
住宅ローンを組むとき、多くの方が団体信用生命保険(団信)に加入します。
「万一のときはローンがなくなるから安心」
そう感じるのは自然なことです。
ただし、“住宅ローンが消えること”と“生活が守られること”は同じではありません。
この記事では、団信の役割と見落とされやすいポイントを整理します。
団信でカバーされるのは「住宅ローン」
団信は、契約者に万一のことがあった場合に住宅ローン残高をカバーする仕組みです。
つまり守られるのは主に:
- 住宅ローン残債
- 一部の高度障害状態(契約内容による)
一方で、以下は自動的にカバーされるとは限りません。
- 毎月の生活費
- 教育費
- 税金・社会保険料
- 車や住宅の維持費
- 収入減少期間の補填
ここが、住宅ローン世帯でギャップになりやすい部分です。
団信だけで生活費まで本当に足りますか?
「ローンがなくなる=安心」と思いがちですが、 実際に不足しやすいのは“住宅費以外”です。
- 生活費は毎月いくら必要ですか?
- 教育費のピーク時はいくらかかりますか?
- 収入が止まった場合、何ヶ月持ちますか?
例えば、毎月の生活費が25万円必要な家庭で、 収入が半年止まると150万円が必要になります。 団信は住宅ローンをゼロにする仕組みであり、 この生活費部分は別に考える必要があります。
団信は住宅ローンに特化した仕組みです。 生活費や教育費まで十分にカバーできるかは、 家計状況によって大きく変わります。
見落とし① 死亡以外の「働けない」ケース
団信の保障範囲は商品によって異なります。
- 死亡のみ
- 高度障害まで
- 3大疾病特約付き
- 就業不能保障付き
などさまざまです。
しかし現実には、
- 長期療養
- 病気による収入減少
- メンタル不調
- 部分的な就労制限
といった「完全に死亡ではないケース」も少なくありません。
住宅ローン世帯では
“収入が減る期間をどう乗り切るか”
が重要になります。
死亡以外の場合、団信はどうなりますか?
団信の保障範囲は契約内容によって異なります。 死亡のみカバーするタイプもあれば、 高度障害・三大疾病・就業不能特約が付く場合もあります。
「働けないけれど、団信の条件には該当しない」 というケースがないか、一度確認しておくことが大切です。
見落とし② ローン以外の固定費は止まらない
住宅ローンがなくなれば本当に安心ですか?
実際の家計では、ローン以外の支出が大きな割合を占めることも少なくありません。
- 食費・光熱費
- 教育費
- 保険料
- 固定資産税
- 車の維持費
住宅が守られても、生活そのものが守られているとは限らない点が、 見落とされやすいポイントです。
見落とし③ ライフステージの変化
住宅購入後に
- 子どもが生まれた
- 共働きから片働きへ変わった
- 転職した
- 収入が増減した
といった変化があると、必要な保障額は変わります。
購入時の前提がそのまま当てはまらないこともあります。
何から確認すればいい?
大切なのは、いきなり保険を選ぶことではありません。
まず確認したいのは:
- 団信でカバーされる範囲
- 毎月必要な生活費
- 働けない期間の家計への影響
- 今の保障の過不足
この整理ができると、「何を検討すべきか」が見えてきます。
まずは3問で確認

(約30秒で完了します)
ローンと家計をセットで整理したい方へ
チェックの結果、
「一度整理したほうが良さそう」と感じた方は、
住宅ローンと家計をセットで確認できます。
保険会社を決める場ではなく、
まずは現状整理が目的です。
よくある質問
団信があれば生命保険は不要ですか?
団信は住宅ローンに特化した保障です。 生活費や教育費まで十分にカバーできるかは、 家計状況によって異なります。
団信と収入保障保険の違いは何ですか?
団信は住宅ローン残債をカバーする仕組み、 収入保障保険は毎月の生活費を補う仕組みです。 目的が異なります。
共働きの場合でも団信だけで大丈夫ですか?
世帯収入の割合や、どちらかの収入が減った場合の影響によって異なります。 共働きだから安心とは限りません。
住宅購入後に保険を見直すタイミングは?
家族構成や収入に変化があったときが一つの目安です。 住宅購入直後も確認タイミングといえます。
Q. 団信だけで生活費は何年持ちますか?
団信は住宅ローンを完済する仕組みであり、 生活費の補填は含まれていません。 必要な生活費と貯蓄状況によって異なります。
ローンと家計をセットで整理したい方へ
チェックの結果、「一度整理したほうが良さそう」と感じた場合は、 住宅ローンと家計の状況をもとに、 不足しやすいポイントを一緒に確認できます。
保険会社を決める場ではなく、 まずは現状整理が目的です。

武田 吉広(タケダ ヨシヒロ)
ファイナンシャルプランナー
毎月定期的に実施しているセミナーが各地で大好評。
国内生命保険会社で支店長などを20年間勤めた経験を活かし、教育・老後などの人生における「お金の問題」をお客様に寄り添って解決していく。
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