専業主婦の生命保険は必要?家庭の役割から考える死亡保障

専業主婦は収入がないため、「生命保険は必要ないのでは?」と考える家庭もあります。

しかし、専業主婦が家庭で担っている家事や育児は、日々の生活を支える重要な役割です。もしその役割を外部サービスで補うことになれば、家計の支出が増える可能性もあります。

この記事では、専業主婦に生命保険が必要かどうかを、家庭の役割や家計への影響という視点から整理します。また、死亡保障を準備する場合の考え方についても解説します。

目次

この記事でいう「妻」とは

この記事では「専業主婦」という言葉を使っていますが、ここでいう「妻」は必ずしも女性に限るものではありません。

家庭によっては、夫が家事や育児を中心に担う「専業主夫」というケースもあります。

この記事では一般的に多く使われる表現として「妻」「専業主婦」という言葉を使用していますが、家庭で家事や育児を担う配偶者という意味で使用しています。

専業主婦に生命保険は必要?結論から解説

専業主婦の生命保険は、必ずしも必要とは限りません。

ただし、多くの家庭では一定の死亡保障を準備するケースがあります。理由は、専業主婦が担っている家事や育児の役割が家庭生活に大きく関わっているからです。

もし専業主婦が亡くなった場合、それまで家庭内で行われていた家事や育児を外部サービスで補う必要が出てくる可能性があります。その結果、家計の支出が増えることもあります。

そのため、専業主婦の生命保険は「収入の代わり」というよりも、家庭で担っている役割を補うための保障として考えられることが多くなっています。

専業主婦の死亡保障は本当に必要ない?

専業主婦は収入がないため、生命保険は必要ないと考えられることもあります。

たしかに、世帯の生活費を支える収入という点では、夫の死亡保障の方が重要になるケースが多くなります。

しかし、専業主婦が担っている家事や育児は、家庭生活を維持するうえで欠かせないものです。

そのため、「収入がないから不要」と単純に考えるのではなく、家庭の状況に合わせて必要性を考えることが大切です。

専業主婦が亡くなった場合、家計はどう変わる?

専業主婦が担っている家事や育児は、外部サービスに置き換えると費用が発生します。

たとえば次のような支出が増える可能性があります。

家庭での役割外部サービスの例費用の目安
子どもの世話ベビーシッター月数万円〜
家事家事代行サービス月数万円
食事の準備宅配・外食食費増加
送迎タクシー・送迎サービス利用ごとに費用

家庭によっては、家事や育児の代替費用として毎月数万円以上の支出が増えることもあります。

専業主婦が家庭で担っている役割

専業主婦が家庭で担っている役割は、家庭によってさまざまです。

特に影響が大きくなりやすいのは、次のような家庭です。

小さな子どもがいる家庭

子どもが小さい場合、育児の負担は大きくなります。保育サービスやベビーシッターを利用する必要が出てくることもあります。

夫の仕事が忙しい家庭

仕事の都合で家事や育児の時間が取りにくい場合、家事代行などのサービスを利用する可能性があります。

親族のサポートが受けられない家庭

祖父母などの支援を受けられない場合、家庭内で役割を補うことが難しくなり、外部サービスに頼る場面が増えることがあります。

専業主婦の死亡保障はいくら必要?

専業主婦の死亡保障は、家庭の状況によって大きく変わります。

主に次のような要素によって必要な金額が変わります。

・子どもの年齢
・家事や育児の外注費用
・家族のサポート体制
・家計の貯蓄状況

一般的には、家事や育児の代替費用を一定期間カバーできる金額を目安に考える家庭が多くなっています。

専業主婦の具体的な必要保障額については、次の記事で詳しく解説しています。

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専業主婦の生命保険はいくら必要?

専業主婦の生命保険は夫婦の保障バランスで考える

専業主婦の死亡保障を考えるときは、夫婦全体の保障バランスを考えることが大切です。

一般的に、夫の死亡保障は生活費や教育費をカバーするために高額になる傾向があります。一方で、専業主婦の保障は家事や育児を補う費用を考慮して設定されることが多くなります。

夫婦それぞれの役割を踏まえて保障を設計することが重要です。

まとめ|専業主婦の生命保険は家庭の役割から考える

専業主婦は収入がないため生命保険が不要と考えられることもありますが、家事や育児といった家庭の役割を考えると死亡保障を検討する家庭もあります。

特に子どもがいる家庭では、家事や育児の代替費用が発生する可能性があるため、家庭状況に応じて保障を考えることが大切です。

参考資料

生命保険文化センター「生活保障に関する調査」
厚生労働省「遺族年金制度の概要」
金融庁「保険を理解するための基礎知識」

監修

武田 吉広(タケダ ヨシヒロ)

ファイナンシャルプランナー

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国内生命保険会社で支店長などを20年間勤めた経験を活かし、教育・老後などの人生における「お金の問題」をお客様に寄り添って解決していく。
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※本記事は執筆時点の情報をもとに作成しています。保険商品や制度の内容は変更される可能性があるため、最新の情報は各保険会社・公的機関の案内をご確認ください。

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