離乳食2回食・3回食っていつから?どう始めればいいの?
「離乳食、2回に増やすタイミングっていつ?」「3回食にすると1日中ごはんのことで頭がいっぱい…」
そんな悩みを抱えるママ・パパは多いものです。
初期の1回食に慣れてきた頃、次に待っているのが“2回食”、そして“3回食”へのステップアップ。でも、
- 何をどれだけ食べさせたらいいの?
- 時間帯はどう決めればいい?
- そもそも本当にこの時期で大丈夫?
など、不安や疑問は尽きません。
本記事では、厚生労働省のガイドラインや育児経験者の声をもとに、離乳食の2回食・3回食の始め方・進め方を完全ガイド。
食事の量、スケジュール、時間帯、ステップアップの目安など、初心者でも分かりやすく丁寧に解説します。
毎日の離乳食が“苦痛”にならないよう、がんばりすぎない育児のヒントもお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
離乳食のステップをおさらい|初期→中期→後期→完了期とは
離乳食は、生後5~6か月ごろに始まり、およそ1歳〜1歳半で完了するのが一般的な流れです。
この間、赤ちゃんの発達に合わせて「初期 → 中期 → 後期 → 完了期」とステップアップしていきます。
◆ 離乳食の4ステージと目安月齢・特徴
| ステージ | 月齢の目安 | 食事の形状 | 食べる量(1食分の目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 初期(ゴックン期) | 5〜6か月 | ポタージュ状(10倍がゆ) | おかゆ:小さじ1〜3から開始 | スプーンに慣れる段階。1日1回食。 |
| 中期(モグモグ期) | 7〜8か月 | 舌でつぶせる固さ(豆腐くらい) | おかゆ:50〜80g/主菜・副菜:各10〜20g | 2回食に進む時期。食材の種類が増える。 |
| 後期(カミカミ期) | 9〜11か月 | 歯ぐきでつぶせる固さ(バナナ程度) | ごはん:80〜90g/おかず:各30g前後 | 3回食へ。生活リズムを意識し始める。 |
| 完了期(パクパク期) | 12〜18か月 | 歯ぐきでかめる固さ(肉だんご程度) | ごはん:90〜120g/主菜・副菜:各40〜50g | 大人の取り分けが可能に。家族と同じ時間で食事を。 |
赤ちゃんの個人差は大きいため、月齢はあくまで「目安」。発育や消化の様子を見ながら、無理なく進めることが大切です。
2回食はいつから?目安と始め方
1回食に慣れてきたら、次のステップは「2回食」への移行です。赤ちゃんの様子を見ながら、無理のないタイミングで進めましょう。
◆ 2回食の開始時期|目安は生後7〜8か月ごろ
離乳食2回食への移行の目安は、生後7〜8か月ごろ。ただし月齢だけではなく、以下のような条件がそろっているかを確認しましょう。
✅ 2回食へ進む判断ポイント
- 離乳食を毎日1回しっかり食べている
- 食材に対する拒否感が少なくなってきた
- 1回食後、機嫌よく過ごせる
- 授乳やミルクのリズムが整ってきた
赤ちゃんによっては、もう少し早く2回食へ進める子もいれば、ゆっくりの子もいます。焦らず、赤ちゃんのペースに合わせるのがポイントです。
◆ 2回食にする理由|「栄養」と「生活リズム」の土台づくり
この時期は、母乳やミルクだけでは不足しやすい鉄分やエネルギー源の補給が重要になります。2回食にすることで、食事から得られる栄養素を徐々に増やし、バランスのとれた体づくりの土台を作っていきます。
また、朝と夕方など決まった時間に食事をとる習慣がつくことで、生活リズムや睡眠リズムの安定にもつながります。
◆ 始め方のステップ
- 最初は1回食を食べ慣れた時間帯を中心に、新たに1回分の食事を追加
- 食べ慣れた食材を中心に進め、新しい時間帯や食材は慎重に様子を見ながら
- 便通や機嫌に変化がないか数日間観察
◆ ママ・パパへのアドバイス
2回食に進むと「準備も片付けも2倍…!」と感じるかもしれません。がんばりすぎず、ベビーフードや冷凍ストックも上手に活用して乗り越えましょう。
2回食のスケジュール例&おすすめの時間帯
2回食になったら、1日2回の離乳食をどの時間帯にあげればよいか悩むママ・パパも多いでしょう。
赤ちゃんの授乳・お昼寝・ご機嫌のリズムを見ながら、無理のない時間帯を選びましょう。
◆ 基本の考え方|食事と授乳のバランスが大切
2回食は、午前と夕方の2回に設定するのが一般的です。
授乳やお昼寝とのタイミングをうまくずらすことで、赤ちゃんが機嫌よく食事できる時間帯を見つけやすくなります。
◆ おすすめの時間帯パターン(例)
| パターン | 1回目 | 2回目 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 基本型 | 10:00 | 18:00 | 午前・夕方のバランス型。 |
| 早め型 | 9:00 | 17:00 | 早寝早起きリズムに対応しやすい。 |
| 保育園準備型 | 8:00 | 16:00 | 家族の生活リズムと合わせやすい。 |
※いずれも「授乳やお昼寝の1時間前後を避ける」のが基本です。おなかがすきすぎても、眠すぎても食事どころではありません。
◆ 食後の授乳やミルクはどうする?
2回食でも、栄養の中心はまだ母乳やミルク。離乳食のあとには授乳をしてOKです。
ただし、徐々に食事からの栄養を増やしていく時期なので、「離乳食をしっかり食べられたら授乳の量を少し減らす」といった調整も検討できます。
◆ 忙しいときのコツ
- 同じメニューを朝と夕に出してOK!
- 冷凍ストックで準備の手間を最小限に
- 1日1回はベビーフードで手抜きしても◎
大切なのは「毎日完璧であること」ではなく、赤ちゃんが楽しく食事の時間を過ごせることです。
2回食の量と内容|どれくらい食べればいいの?
2回食になると、「1食分の量はどのくらい?」「栄養バランスはどう考えればいい?」といった悩みが出てきます。
ここでは、厚生労働省のガイドラインをもとに、2回食の量・バランス・進め方についてわかりやすく解説します。
◆ 2回食(生後7〜8か月ごろ)の1回あたりの目安量
| 食品群 | 目安量 | 例 |
|---|---|---|
| 主食(おかゆ) | 50〜80g | 7倍がゆ・軟らかく炊いたごはんなど |
| 野菜・果物 | 20〜30g | にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・りんご等 |
| たんぱく質(魚・肉・豆腐・卵など) | 10〜15g | 白身魚、鶏ささみ、豆腐30〜40g、卵黄1個分など |
※上記はあくまで目安。赤ちゃんの食欲や体格によって増減してOKです。
◆ 食材の固さの目安
この時期の赤ちゃんは、舌と上あごでつぶせる程度のやわらかさが理想です。
指で軽く押してつぶれる「豆腐くらいのかたさ」が基準になります。
◆ 食べる量が少なくても大丈夫?
「思ったより食べない」「スプーンを口に運ぶと泣く」など、うまく進まない日もあります。
そんなときは無理に食べさせず、「食べる練習」くらいの気持ちでOKです。赤ちゃんのご機嫌や体調によって波があるのは自然なことです。
◆ よくある悩みと対処法
| 悩み | 対処法 |
|---|---|
| 食べる量にムラがある | 毎日の体調や機嫌に左右されるので、焦らず見守る。食事の時間を一定にして習慣化を意識。 |
| 好き嫌いがある | 好きな食材に混ぜてあげたり、調理法を変えてみる(例:ゆでる→蒸す)。 |
| 食べるのが遅い | 食事時間は20〜30分を目安に、ダラダラしすぎない工夫を。無理に急がせる必要はなし。 |
3回食へのステップアップはいつ?目安と注意点
2回食に慣れてきたら、いよいよ次は「3回食」へのステップアップです。
この移行は、赤ちゃんの栄養と生活習慣に大きな影響を与えるため、タイミングと進め方が重要です。
◆ 3回食の開始時期|目安は生後9〜11か月ごろ
一般的に、3回食に進むのは生後9〜11か月が目安です。
この時期の赤ちゃんは、離乳食からより多くの栄養をとれるようになり、食べること自体にも慣れてきます。
◆ 3回食に進むサインとは?
以下のような変化が見られたら、3回食へ移行する準備が整っていると考えられます。
✅ ステップアップの目安
- 2回食を1日しっかり食べている(量や種類も増えている)
- 食後に機嫌よく過ごしている
- 決まった時間におなかがすく様子が見られる
- 授乳量が自然と減ってきている
◆ ステップアップの注意点
3回食に進むと、1日3回の食事+授乳(またはミルク)+おやつと、かなりの頻度で食に関わることになります。
注意ポイント
- 無理に移行せず、数日間は「2回食+軽食」で様子を見るのもOK
- 便秘や下痢が増えたら、量や食材を見直す
- アレルギーが出やすい食材は引き続き慎重に
◆ 忙しいときのステップアップ方法
- 朝・昼・夕のうち、まずは「朝+夕+軽い昼ごはん」からスタート
- ベビーフードや作り置きをフル活用して、1食ずつ足していく
焦らず、赤ちゃんのペースと家族の生活リズムに合った方法で段階的に進めましょう。
3回食のスケジュール例と生活リズム作り
3回食になると、赤ちゃんは「1日3回きちんと食事をとる」生活にシフトしていきます。
これは、ただ食事の回数が増えるだけではなく、生活リズムの基盤を作る大事なステップでもあります。
◆ 基本の時間帯は「朝・昼・夜」
3回食の時間帯は、大人の食事時間に近づけていくのが理想です。
| 食事の回数 | 時間帯の例 | 備考 |
|---|---|---|
| 朝食 | 7:30〜8:30 | 起床後1時間以内がおすすめ |
| 昼食 | 11:30〜12:30 | お昼寝の前後を避けて調整 |
| 夕食 | 17:30〜18:30 | 就寝の2時間前までに済ませると◎ |
赤ちゃんの体内時計を整えるためにも、できるだけ毎日同じ時間帯にあげることがポイントです。
◆ 授乳やおやつとのバランスは?
- 授乳やミルクは食後に欲しがる場合に対応
- 食事からの栄養がしっかり取れるようになれば、自然に減っていきます
- 10〜11か月以降は、15時ごろに「補食(おやつ)」として果物やおせんべいを取り入れてOK
◆ 保育園との両立はどうする?
保育園ではすでに3回食が始まっていることが多いですが、家庭とのリズムの差が気になる場合は以下を意識しましょう。
- 保育園の時間割に合わせて朝食や夕食を調整
- 週末だけでも園と似たスケジュールを意識
- 家ではベビーフードや取り分けで無理なく対応
◆ 家族と一緒に食卓を囲むチャンス
3回食になると、家族と同じタイミングで食卓を囲む機会が増えます。
赤ちゃんにとっては、食べることの楽しさやマナーを学ぶ貴重な機会です。忙しい日も「一緒に食べる」時間を少しでも意識してみましょう。
3回食の量とバランス|完了期までに意識すること
3回食に慣れてくると、赤ちゃんの食事はどんどん“子どもの食事”へと進化していきます。
ここでは、1歳前後(完了期)までの食事量の目安や、栄養バランスの考え方、手づかみ食べの取り入れ方などを解説します。
◆ 完了期(生後12〜18か月ごろ)の食事量の目安
| 食品群 | 目安量 | 具体例 |
|---|---|---|
| 主食(ごはん) | 90〜120g | 軟飯〜普通のごはん1/2〜2/3膳程度 |
| 主菜(たんぱく質) | 約40〜50g | 魚・肉・豆腐・卵など(1食につき1品) |
| 副菜(野菜・いも・海藻など) | 約40〜50g | にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー等の和え物や煮物 |
このころになると、1日分の栄養の多くを食事から摂るようになります。母乳やミルクは、補助的な役割に移行していきます。
◆ 栄養バランスを考えるポイント
1回の食事で「主食・主菜・副菜」がそろうように意識すると、自然とバランスの良い献立になります。
特に意識したい栄養素は以下の通りです。
- 鉄分:赤身の魚・肉、納豆、小松菜など
- カルシウム:豆腐、チーズ、ヨーグルト、青菜など
- ビタミン:にんじん、かぼちゃ、トマト、果物など
◆ 手づかみ食べを取り入れるメリット
この時期は、手づかみ食べを積極的に取り入れる時期でもあります。
自分で食べる経験を通じて、食への興味や自立心が育まれます。
手づかみメニューの例
- やわらかくゆでた野菜スティック(にんじん・ブロッコリー)
- おやき(しらす・野菜入り)
- パンがゆを固めた一口サイズのスティック
「ぐちゃぐちゃにされる」「散らかる」など大変さもありますが、食事の一環として楽しむ気持ちを忘れずに。
2回食・3回食でよくある悩みQ&A
離乳食が進むにつれて、ママ・パパの悩みも変化していきます。
ここでは、2回食・3回食でよくある疑問やトラブルに対する具体的な対処法をQ&A形式で紹介します。
Q1. 赤ちゃんが食べてくれません…どうしたらいい?
A. 食べない日があっても大丈夫。
赤ちゃんにも「今日はあまり食べたくない」日があります。機嫌や体調を見ながら、無理に食べさせずに様子を見ましょう。
対処法
- 食事の時間を短め(20分程度)に区切る
- 噛みやすい・飲み込みやすいメニューに工夫する
- いつもと違う器やスプーンで興味を引く
Q2. ベビーフードって使っていいの?
A. もちろんOKです!
忙しい日や疲れた日は、市販のベビーフードを上手に取り入れて負担を減らしましょう。
活用ポイント
- 無添加や国産素材のものを選ぶと安心
- 手作りと組み合わせて「一部だけベビーフード」も◎
- 外出時の強い味方として常備をおすすめ
Q3. 下痢や便秘のときの食事はどうする?
A. 無理に食べさせず、水分を多めにとることが基本です。
下痢のとき
- 柔らかいおかゆ、にんじん・じゃがいも・バナナなどが◎
- 油っぽいもの・冷たいもの・果汁は避ける
便秘のとき
- 食物繊維を意識(さつまいも、かぼちゃ、りんご、豆腐)
- 水分をしっかりとる(湯冷まし、麦茶)
Q4. 食事がマンネリで…何を作ればいい?
A. 毎食がんばりすぎなくてOK!
2~3日の献立をまとめて考え、作り置きや冷凍ストックを活用すれば負担が減ります。
アイデア例
- 朝:野菜入りおやき+ヨーグルト
- 昼:しらすがゆ+にんじんの煮物
- 夜:軟飯+野菜スープ+かぼちゃサラダ
2回食・3回食を無理なく続けるために
赤ちゃんの離乳食は、毎日繰り返す育児のなかでも特に悩みが尽きない分野のひとつです。
「本当にこれで合っているのかな?」「食べない日はどうすればいい?」と不安に感じるのは、それだけ赤ちゃんのことを思っている証拠です。
◆ 離乳食のステップは焦らず、赤ちゃんのペースで
離乳食は「食べる練習」です。
完璧を目指す必要はなく、赤ちゃんが食べることを楽しめる環境を作ることが何よりも大切です。
◆ 生活リズムの土台づくりにもつながる
2回食・3回食は、単に回数が増えるだけではなく、
「食べる」「寝る」「遊ぶ」といった毎日の生活リズムを整える重要な役割も果たします。
それがやがて、集団生活や社会性の発達にもつながっていきます。
◆ がんばりすぎない離乳食でOK
- ベビーフードを取り入れてもOK
- 1日3食、すべて手作りでなくてもOK
- 食べる日・食べない日があってもOK
“うちの子なりのペース”を尊重して、親子で楽しめる離乳食タイムを積み重ねていきましょう。
引用・参考リンク
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

