妻の生命保険を考えるとき、多くの家庭が次のような疑問を持ちます。
・妻の生命保険はいくら必要?
・専業主婦と共働きで違う?
・平均はいくらぐらい?
・そもそも妻に生命保険は必要?
妻の死亡保障は
・家庭の働き方
・子どもの年齢
・家事育児の負担
によって必要な金額が変わります。
この記事では、妻の生命保険の必要保障額の目安と考え方を整理します。
なおこの記事では、「妻」という言葉を夫婦の配偶者の一方(女性側)として一般的な呼び方で使用しています。
家庭によっては
・専業主婦
・共働き
・妻が主な収入を担う
など状況はさまざまです。
そのため本記事では、働き方に関わらず「妻」という立場の配偶者の生命保険という前提で解説します。
妻の生命保険はいくら必要?まず考える3つのポイント
妻の死亡保障を考えるときは、主に次の3つを確認します。
家事・育児の代替費用
妻が亡くなった場合
・家事代行
・ベビーシッター
・保育費
などの費用が発生する可能性があります。
特に子どもが小さい家庭では、家事・育児の代替費用が大きくなります。
妻の収入
共働きの場合は
・妻の収入がなくなる
・教育費計画の見直し
など家計への影響も考える必要があります。
子どもの年齢
子どもが小さいほど
・保育費
・教育費
・育児サポート
などの支出が増える可能性があります。
妻の死亡保障はいくら必要?生命保険の目安
妻の生命保険が必要かどうかの考え方については、次の記事で詳しく解説しています。

妻の死亡保障の目安は、家庭状況によって変わります。
| 家庭状況 | 妻の死亡保障の目安 |
|---|---|
| 子どもなし | 0〜500万円 |
| 子どもあり(専業主婦) | 500〜1500万円 |
| 子どもあり(共働き) | 1000〜2000万円 |
| 妻の収入が高い共働き | 2000万円以上 |
この金額はあくまで一般的な目安で、家庭の状況によって大きく変わります。
専業主婦の妻に必要な生命保険
専業主婦の場合、収入はなくても家事や育児という役割があります。
もし妻が亡くなった場合、次のような費用が発生する可能性があります。
・保育費
・家事代行
・ベビーシッター
そのため、500万〜1500万円程度の死亡保障を準備する家庭が多いとされています。
特に
・子どもが未就学児
・夫の帰宅が遅い
家庭では保障額を多めに考えることもあります。

共働きの妻に必要な生命保険
共働きの場合は
・家事育児の代替費用
・妻の収入減少
の両方を考える必要があります。
例えば
・妻の年収300万円
・子どもが小学生
という家庭では、1000万〜2000万円程度の保障を準備するケースが多く見られます。

平均はあくまで参考ですが、日本人女性の死亡保障額の平均は次のようになっています。

妻の生命保険の平均保障額
生命保険文化センターの調査では、女性の死亡保障額の平均は次のようになっています。
| 年齢 | 平均死亡保障額 |
|---|---|
| 20代 | 約900万円 |
| 30代 | 約1000万円 |
| 40代 | 約900万円 |
| 50代 | 約700万円 |
ただし平均は
・子どもの有無
・家庭状況
を反映していないため、あくまで参考程度に考えるのがよいでしょう。
妻の生命保険の必要保障額を計算する方法
妻の死亡保障は、次のように整理すると考えやすくなります。
必要保障額の基本式
必要保障額 = 家事・育児の代替費用 + 妻の収入減少 − 貯蓄
例えば
・家事代行 5万円 × 5年
・保育費 3万円 × 5年
この場合、合計は約480万円になります。
このように、必要な期間の支出を合計して考える方法が一般的です。
妻の生命保険があまり必要ないケース
次のような家庭では、妻の死亡保障は大きくなくてもよい場合があります。
・子どもがいない
・共働きで家事分担している
・実家のサポートがある
この場合は、整理費用として数百万円だけ準備するという考え方もあります。
妻の生命保険は医療保険と分けて考える
「妻の生命保険」という言葉は
・死亡保険
・医療保険
の両方を指す場合があります。
この記事で説明しているのは、妻が亡くなった場合の死亡保障です。
医療保険については、次の記事で詳しく解説しています。

生命保険を見直すタイミング
生命保険は、次のようなライフイベントで見直す家庭が多くなっています。
・結婚したとき
・子どもが生まれたとき
・住宅ローンを組んだとき
・働き方や収入が変わったとき
こうした変化があると、必要な保障額も変わることがあります。
参考資料
生命保険文化センター「生活保障に関する調査」
生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」
金融庁「保険を理解するための基礎知識」

武田 吉広(タケダ ヨシヒロ)
ファイナンシャルプランナー
毎月定期的に実施しているセミナーが各地で大好評。
国内生命保険会社で支店長などを20年間勤めた経験を活かし、教育・老後などの人生における「お金の問題」をお客様に寄り添って解決していく。
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