【完全版】学資保険を徹底ガイド!令和5年最新ランキングも紹介
「子供の将来に備えて、今からしっかりと準備をしておきたい。」
「学資保険といっても色々な会社があって、どれが良いのかいまいち分からない。」
子どもが産まれると将来に備えて、教育資金の準備をしておきたいのは私たち親なら誰でも同じですよね。
私も子どもが産まれてから、今まで以上に家族の将来について真剣に考えるようになりました。
そんな、子どもの教育資金の積み立て方法として、多くの方に選ばれているのが学資保険です。
銀行で貯金をするよりも貯蓄性が高く、いざという時の保障も大きいため、多くの方が学資保険を使って子供の教育費用を貯めています。
学資保険に加入すると税控除を受けられるので、節税にもなりますし万が一親になにかあった時には支払いが免除される為安心なのも大きなメリットのひとつと言えるでしょう。
今回は、現役ファイナンシャルプランナーの私が学資保険加入前に知っておくべきことや選び方、2023年1月現在最も返戻率が高い学資保険をまとめました。
学資保険選びの参考にしてください。
その前にひとつだけご紹介です。
この記事を読んでいる方の中には「学資保険選びが分からない」「どこに相談すれば良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、タイプ別にどの相談サービスを選んだら良いのかをまとめました。
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それでも、どうしても迷ってしまって「どのサービスで相談したら良いのか分からない」という方は
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学資保険は1度入ったら基本的にお子様が成人するまで支払い続ける重要なもの。
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それでは本編にはいりましょう。
学資保険10社の返戻率と特徴&シュミレーション
あなたに合った学資保険を選ぶ秘訣は、徹底した比較検討にあります。
しかし、学資保険の種類は数多くあり、一つずつ検討していては時間がかかり過ぎてしまいます。
そこでここからは、おすすめの学資保険10社の特徴と、返戻率のシミュレーションを紹介しましょう。
1.ソニー生命学資保険
今大人気の学資保険と言えば、ソニー生命の学資保険です。
実は、マイナス金利の影響で2017年4月から、各生命保険会社の学資保険の返戻率は下がってしまいました。
なかには、貯蓄型なのに元本割れするものも出たほどです。
そんな厳しい状況なのに、ソニー生命の学資保険は返戻率102.6-106.3%にもなります。
返戻率の高さは、文句なしのナンバーワン!
また、ソニー生命の学資保険は総合的に見ても非常に優れています。
【特徴1:断トツの貯蓄性】
ソニー生命の学資保険は、とにかく貯蓄性を追い求める人におすすめ。
一般的に貯蓄型の学資保険でも、契約者や子どもの年齢が高くなれば元本割れを起こしますが、ソニー生命の場合は返戻率は100%を超えます。
また、返戻率が106.3%になることも多々あり、それは支払総額よりも約20万円多い金額を受け取れることを意味するのです。
保障内容は保険料払込免除のみとシンプルですが、加入する価値は十二分にあります。
【特徴2:3つのプラン】
ソニー生命の学資保険には、以下3つのプランがあります。
- Ⅰ型:中学+高校+大学入学前に学資金受け取り
- Ⅱ型:大学進学前に学資金受け取り
- Ⅲ型:大学進学前から22歳満期まで毎年1回計5回の学資金受け取り
あなたのニーズに合ったものを選ぶのが一番ですが、あえておすすめを挙げるならばⅢ型です。
その理由は、Ⅲ型が最も返戻率が高くなるから。
保険会社は、あなたが支払った保険料を運用して利益を上げます。
そのため、以下の2つの条件を満たすと返戻率は高くなるのです。
- 短期間で多くの保険料を支払う
- 積立金を長期間引き出さない
この2つを満たすのが、18歳から学資金の受け取りが開始され、22歳に満期を迎えるⅢ型のみ。
対して、中学入学前から学資金が支払われるⅠ型は、返戻率が3つのプランの中で最も低くなるのです。
それでも101~103%になるのは魅力的ですが、返戻率自体は他の学資保険に劣ることになります。
ソニー生命学資保険の魅力は、返戻率の高さなので、その魅力を最大限に引き出すⅢ型を選ぶのがおすすめです。
【特徴3:保険設計の柔軟性】
ソニー生命の知られざる魅力は、保険設計の自由度が非常に高いことです。
学資保険加入の際には、保険料払込期間や受け取り総額、満期、保険料払込方法など数多くのことを決める必要があります。
あなたが理想とする保険プランに近づけるのが一番ですが、自由自在に設計できる保険商品はありません。
ただし、ソニー生命学資保険は豊富な選択肢を用意しているため、理想に近づけることはできるでしょう。
以下が各項目の選択肢です。
- 保険料払込期間:10歳、15歳、17歳、18歳
- 受け取り総額:50万円~2,600万円(10万円単位)
- 満期:17・18歳もしくは20歳・22歳
- 保険料払込方法:月払い、半年払い、年払い
注目すべきが、受け取り総額の幅広さです。
50万円という小額から、2,600万円の高額保障まで、10万円単位で細かに設定できます。
例えば、すでにある程度の貯蓄をしている方は少額で、医学部や海外留学などを視野に入れている方は高額保障にすることが可能です。
ソニー生命加入前には、保険のプロであるライフプランナーとの相談が必須になります。
その時にあなたの要望を細かに伝え、オーダーメードの保険プランを作ってもらうといいですね。
【返戻率】
- 102.6-106.3%
契約者年齢40歳、50歳でも返戻率が105%を超えるのはすごいですね。
元本割れを起こさないので、年齢が高いけども、貯蓄性を求める方は要チェックでしょう。
2.明治安田生命つみたて学資
明治安田生命が販売する学資保険が「つみたて学資」です。
公式サイト:明治安田生命つみたて学資
つみたて学資もまた、返戻率が非常に高いという特徴があり、後に紹介するニッセイ・フコク生命の学資保険と並んで高い人気を誇ります。
3つの学資保険の中でも、返戻率は特に高く、一括払いすると109%にもなるのです。
普通に加入すると、ソニー生命保険の返戻率よりも少し低めになりますが、それでもトップクラスの高さです。
また、教育費用が本格化する前に保険料の支払いが終るというメリットもあります。
【特徴1:高額割引適用で返戻率アップ】
明治安田生命の返戻率は高いですが、さらに高くする方法があります。
それが受け取り総額を300万円(基準保険金額75万円)にすることです。
そうすることで、高額割引が適用され、保険料が割安になります。
なんと高額割引適用されると、返戻率が1~1.5%ほど高くなるのです。
【特徴2:保険料の支払いは15歳で終了】
つみたて学資の最大の特徴は、保険料の支払いが中学卒業までに終わることです。
教育費用が本格化するのは、高校入学後からであり、中学校までは大きな負担とはなりません。
また、中学卒業までは毎月児童手当が支給されることも考慮すると、学資保険の保険料は高校前に終わらせておくのが理想的。
明治安田生命に加入すると、半強制的に中学卒業までに保険料の支払いを終えられます。
経済的にも、精神的にも余裕をもって教育費用が本格化する、高校・大学に臨めるのは大きなメリットです。
つみたて学資では、15歳払いの他、10歳払いと全期前納払いがあります。
【特徴3:大学生活を総合的にサポート】
つみたて学資に加入すると、18歳から21歳まで毎年1回ずつ計4回学資金が支払われます。
毎年基準学資金額の100万円が支払われるので、受取総額が300万円の場合は毎年75万円、200万円の場合は毎年50万円を受け取れるのです。
多くの方は、大学入学の年にかかる莫大な費用に備えようとしていますが、入学後も高額な教育費用がかかります。
授業料はもちろん、仕送りや交際費、就活費用など4年間で大きな額が必要となります。
特に、大学の授業料は年々増加しており、文部科学省は2031年度には年間約93万円になると試算しているのです。
そのため、入学時はもちろん、卒業までにかかる費用に備えておく必要があります。
以前までは、大学入学の年に重点を置いた学資保険が主流ですが、これからは大学生活をサポートする商品がトレンドとなるでしょう。
つみたて学資は、その流れをしっかりとくんだ商品です。
【返戻率】
- 契約者30歳:105.7%(23,640円)
- 契約者40歳:105.2%(23,760円)
- 契約者45歳:104.6%(23,895円)
※子ども0歳、受け取り総額300万円、保険料払込期間10歳まで
返戻率こそ高いですが、10歳払いに設定しているため、保険料は2万円越えです。
毎月2万円の保険料を10年間支払い続けるのは難しい方が多いと思います。
そのような方は、返戻率こそ下がりますが、支払期間を15歳までにするのがおすすめです。
返戻率ばかりに注目して、途中解約しては本末転倒です。
3.フコク生命学資保険みらいのつばさ
安定して高い返戻率を提供するのが、フコク生命の学資保険みらいのつばさです。
公式サイト:フコク生命学資保険みらいのつばさ
みらいのつばさは、明治安田生命よりもほんの少しばかり返戻率が低いですが、兄弟姉妹割引というユニークな制度があります。
また、2つのプランがあるため、保険設計の自由度は比較的高いと言えるでしょう。
【特徴1:選べる2つのプラン】
みらいのつばさには、
- ジャンプ型
- ステップ型
この2つのプランがあります。
ジャンプ型は、大学入学資金に重点を置いたプランで、18歳と22歳時に学資金が支払われます。
ステップ型は、幼稚園入園から大学入学までの各教育段階と成人祝い、そして満期時に学資金が支払われます。
個人的には、返戻率が高くなるジャンプ型がおすすめです。
また、幼稚園から中学校入学前に祝い金を受け取る必要もないように思われます。
ただし、フコク生命では学資金の据え置きを可能としており、引き落とさなければ所定の利率で利息がつけられるのです。
そのため、念のためステップ型に加入しておいて、その時々で必要なければ据え置き続けるという選択もできます。
【特徴2:兄弟姉妹割引制度】
フコク生命ならではの特徴に、兄弟姉妹割引制度があることです。
これはすでに兄弟姉妹が加入していると、2人目から兄弟割引制度が適用され、保険料が割安になるというもの。
割引額は、満期保険金額10万円につき、月10円の値引きです。
つまり、満期保険金が100万円なら、毎月100円保険料が割引されます。
一見すると、大きな割引額ではありませんが、1年間で1,200円、11年間で13,200円も得するということ。
将来的に2人目以上を望んでいる方は、フコク生命の学資保険を検討してみるといいでしょう。
【特徴3:入学前に確実に学資金を受け取れる】
多くの方が誤解していますが、一般的な学資保険は子どもの誕生日ではなく、契約日を軸に学資金が支払われます。
つまり、5月生まれの子どもが7月に加入した場合、18歳の誕生日を迎える5月ではなく、18歳になった後の7月に学資金が支払われるのです。
そのため、12月から3月の間に産まれた子どもは、大学入試や入学前に学資金が受け取れない可能性があります。
それを防ぐためにも、フコク生命では入学前の12月1日に学資金を支払うようにしているのです。
誰でも確実に、入学前に学資金を受け取れるのは、嬉しいメリット。
また、11月1日に受け取れるということは、推薦入試などにも対応できます。
【返戻率】
- 契約者30歳:105.5%(14,354円)
- 契約者40歳:104.9%(14,439円)
- 契約者50歳:103.2%(14,676円)
※子ども0歳、ジャンプ型、満期保険金額100万円、保険料払込期間11歳
返戻率が高く、保険料が2万円を超えないのは魅力的ですね。
つみたて学資の毎月2万円越えの保険料が負担という方は、フコク生命は良い選択肢となるでしょう。
4.日本生命ニッセイ学資保険
契約件数30万本突破した大人気の学資保険です。
公式サイト:日本生命ニッセイ学資保険
マザーズセレクション大賞やキッズデザイン賞を受賞しています。
その人気の秘密は、高い返戻率とバランスの良さ。
個人的には、フコク生命の学資保険とよく似ている商品という印象を受けます。
【特徴1:選べる2つのプラン】
ニッセイ学資保険には、こども祝い金なし型とあり型の2つのプランがあります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
- なし型:大学入学にあたる年齢から22歳まで毎年1回計5回学資金を受け取る
- あり型:小、中、高校入学時期と大学入学にあたる年齢から22歳まで毎年1回学資金を受け取る
すでにお分かりの通り、返戻率が高くなるのは、こども祝い金なし型です。
そのため、ニッセイ学資保険加入者の大多数が、こども祝い金なし型を選んでいます。
ただ、フコク生命と同様にあり型も、祝い金の据え置きが可能です。
【特徴2:配当金がある】
学資保険の中では珍しく、ニッセイ学資保険には配当金があります。
配当金とは、保険会社が予想以上に優れた運用成績を残したとき、契約者に分配される剰余金のこと。
配当金があることで、インフレリスクにある程度対応できます。
学資保険は固定利率性を適用しているため、インフレに対応できないという弱点があります。
しかし、将来景気が良くなりインフレが起きたとき、配当金が分配されることで大きな資金不足を免れるのです。
【特徴3:24時間365日育児相談が可能】
日本生命の契約者は育児相談ホットラインというサービスを、24時間364日無料で使用できます。
これは、子どもの健康や育児についての悩みを、小児科や看護師、管理栄養士といったプロに相談できるサービス。
育児には悩みがつきものなので、これは心強い味方となるでしょう。
また、夜間・休日の医療機関案内も行っています。
【返戻率】
- 契約者30歳:104.0%(13,350円)
- 契約者40歳:102.7%(13,520円)
※子ども0歳、基準保険金額100万円、保険料払込期間18歳まで
一見すると、返戻率は明治安田生命やフコク生命に劣るように思えます。
しかし、保険料払込期間が18歳までになっていることに注目してください。
これを10年払い、5年払いにすると返戻率は106%も超えます。
5.JA共済こども共済
マザーズセレクション大賞を受賞し、契約実績170万本を突破したJA共済の学資保険。
公式サイト:JA共済こども共済
あまり注目こそされませんが、返戻率は106%を超えることもあるほど高く、保障にも優れた優良商品です。
貯蓄型を求める方も、保障型を求める方もチェックしておきたい学資保険。
【特徴1:年払いにすることで高返戻率を実現】
こども共済が高返戻率を実現するためには、1つの条件を満たす必要があります。
それが、保険料を年払いにすること。
なんと月払いと年払いでは、返戻率が約4%も異なるのです。
そのため、こども共済は年払いで加入できる方のみにおすすめ。
年払いにすると、短期間で15万円以上の保険料を支払う必要があります。
短期間の高額出費を行えるかどうか検討するといいでしょう。
【特徴2:大学生活を総合的にサポート】
こども共済に加入すると、18歳から22歳まで毎年1回計5回学資金を受け取れます。
設定できる受取総額は、100万円から1,000万円まで100万円単位。
例えば、300万円にすると毎年60万円の学資金が支払われるということですね。
大学生活をしっかりとサポートしてくれるのは大きな魅力。
【特徴3:子どもの万が一も保障】
貯蓄型であるにもかかわらず、こども共済は保障も充実した商品です。
契約者の万が一を保障する保険料払込免除のほか、子どもの万が一も保障しています。
もし子どもが死亡、もしくは高度障害状態になったとき、保険金が支払われるのです。
【返戻率】
- 契約者30歳:104.7%(159,072円)
- 契約者40歳:103.5%(160,989円)
- 契約者50歳:100.3%(166,113円)
※子ども0歳、受取総額300万円、年払い、18歳払い
18歳払いで104%を超えるのは素晴らしいですね。
当然ではありますが、保険料払込期間を短くすることで、返戻率はもっと高くなりますよ。
7.かんぽ生命はじめのかんぽ
郵便局が販売する学資保険として有名な「はじめのかんぽ」。
公式サイト:はじめのかんぽ
以前は返戻率100%越えの貯蓄型でしたが、マイナス金利の影響を受けて、元本割れを起こす学資保険となってしまいました。
かんぽ生命が販売をしていることもあり、安心感を大切にする方は検討するといいかもしれません。
【特徴1:絶対的な安心感】
はじめのかんぽには、基本保障が保険料払込免除と死亡給付金しかありません。
それでいて、元本割れを起こす保険ですが、未だに大きな人気を保っています。
その理由こそが、郵便局ならではの安心感。
保険会社に良いイメージを持っていない方でも、かんぽ生命の保険なら信頼できるはずです。
安心感や信頼度で言えば、はじめのかんぽに並ぶ商品はないでしょう。
【特徴2:選べる3つのプラン】
はじめのかんぽには、3つのプランがあり、それぞれの特徴は以下の通りです。
- 大学入学時の学資金準備コース
大学入学時にかかる莫大な出費に備えるプラン。 - 小+中+高+大学入学時の学資金準備コース
小学校から大学までの各教育段階で学資金が支払われるプラン。 - 大学入学時+在学中の学資金準備コース
大学入学時と在学中にかかる費用をサポートするプラン。
どれも元本割れを起こしますが、大学生活を総合的にサポートするプランが、最も保険料が安くなります。
ただし、はじめのかんぽは返戻率重視の加入ではなく、あなたのニーズに近づける設計をしましょう。
貯蓄性を重視するのであれば、他の学資保険に検討した方がいいです。
【特徴3:子どもの特約保障】
はじめのかんぽには、子どもの特約保障があります。
特約内容は以下の通りです。
- 入院特約
子どもが入院(日帰り入院)したとき、入院保険金が支払われます。 - 手術特約
子どもが手術を受けたとき、手術保険金が支払われます。 - 放射線治療特約
子どもが放射線治療を受けたとき、放射線治療保険金が支払われます。
特約なので付帯すれば保険料は高くなります。
そのため、特約の必要性をしっかりと見極めて、付帯するかどうか決めましょう。
【返戻率】
- 契約者30歳:95.5%(14,550円)
- 契約者40歳:94.6%(14,670円)
- 契約者50歳:92.9%(14,970円)
※子ども0歳、基準保険金額300万円、18歳払い込み済み21歳満期
特約保障を付帯しなくとも、元本割れを起こしてしまいます。
単純計算で10万円以上損することになりますが、保険料は1万5千円以下なのでお手ごろですね。
しかし、貯蓄性を求める方にはおすすめできません。
8.住友生命スミセイのこどもすくすく保険
知名度こそ低いですが、スミセイのこどもすくすく保険は、ほぼ確実に返戻率が100%を超える貯蓄型です。
公式サイト:住友生命スミセイのこどもすくすく保険
また、特約も取り揃えられているので、必要に応じて保障を充実できます。
【特徴1:中・高校+大学入学時に備えられる】
スミセイのこどもすくすく保険は、中学・高校入学前と大学入学前にかかる費用に備えられます。
受け取り学資金額は以下の通りです。
- 12歳:基本保険金額の10%
- 15歳:基本保険金額の10%
- 18歳:基本保険金額の100%
基本保険金額を100万円にすれば、大学入学前に100万円を受け取れるので、出費には備えられるでしょう。
100万円に設定すると、保険料が1万円を下回ることが多いため、割安で入学費用に備えられますよ。
【特徴2:2つの医療特約】
スミセイのこどもすくすく保険には、2つの医療特約があります。
1つ目がこども総合医療特約。
これは、子どもが入院や手術をしたときなどに保険金が支払われる特約です。
2つ目がこども入院保障充実特約で、これを付帯すると子どもが入院したときに一時金が支払われます。
必要ならば特約を付帯すると良いでしょうが、ほぼ確実に元本割れを起こすようになります。
【返戻率】
- 契約者20歳:101.8%(8,187円)
- 契約者30歳:101.7%(8,192円)
- 契約者40歳:101.2%(8,234円)
※子ども0歳、基本保険金額100万円、払込期間12歳まで
払込期間12歳で、保険料が約8,100円なのは魅力的ですね。
スミセイのこどもすくすく保険は、基準保険金額を100万円など少額にし、保険料を抑える入り方がいいかもしれません。
9.太陽生命保険わくわくポッケ
太陽生命のわくわくポッケは、保障型の学資保険です。
公式サイト:太陽生命保険わくわくポッケ
確実に元本割れこそ起こしますが、保障が充実しています。
保障型の中では、魅力的な学資保険なので、保障型を探している方は検討してみるといいでしょう。
【特徴1:選べる2つのプラン】
わくわくポッケには、Ⅰ型とⅡ型の2つのプランがあります。
Ⅰ型は、大学入学時と満期時のみ学資金が支払われるプランです。
対して、Ⅱ型は高校と大学入学時、そして満期時に学資金が支払われます。
満期は20歳と22歳があり、Ⅰ型とⅡ型とも満期金額は基準学資金の100%もしくは20%を選べます。
【特徴2:15歳で終了する保険料の払込み】
20歳満期を選ぶと、保険料の払込みは15歳で終了します。
教育費が本格化する前に、学資保険の保険料支払いを終えられるのは、大きなメリットです。
ただし、22歳満期を選んだ場合は、保険料の払込みは18歳までとなります。
【特徴3:充実した特約保障】
わくわくポッケの魅力は、やはり充実した特約保障の数々です。
契約者に対する特約保障も、子どもに対する特約保障も用意されています。
以下が付帯可能の特約です。
- 就業不能保障付育英年金特約
- 育英年金特約
- こども保険入院特約
- こども保険手術特約
- こども保険医療一時金特約
- こども保険総合保険料払込免除特約
注目は、こども保険総合保険料払込免除特約です。
この特約を付帯すると、契約者が死亡・高度障害状態の他、がん・急性心筋梗塞・脳卒中が原因で所定の状態になったときなども、保険料の払込みが免除されます。
死亡する確率は低くとも、がん・急性心筋梗塞・脳卒中になるリスクはあります。
これら3つの病気は、治療期間が長くなり、治療費も高額になりがちです。
病気で家計が苦しくなるとき、学資保険の保険料が免除されるのは大きく助かるでしょう。
10.アフラックの夢みるこどもの学資保険
がん保険で有名な外資系保険会社のアフラック。
公式サイト:アフラックの夢みるこどもの学資保険
意外なことに、アフラックは学資保険も販売しているのです。
ただし、はじめのかんぽ同様に、マイナス金利の影響で元本割れする貯蓄型となってしまいました。
【特徴1:高校入学時と大学生活をサポート】
夢みるこどもの学資保険に加入すると、高校入学前+大学4年間毎年1回ずつ学資金が支払われます。
大学入学時に基準学資金額と同額が支払われ、残りは50%となります。
教育費が本格化するステージをバランスよくサポートしてくれるのは魅力的です。
【特徴2:選べる払込期間】
アフラック学資保険の保険料払込期間は、
- 10歳
- 17歳
- 18歳
この3種類。
10歳払いは、あまり教育費がかからない時期に保険料の支払いを終えられ、返戻率も高くなります。
しかし、毎月の保険料が高くなるため、負担が大きくなるかもしれません。
17歳は、早生まれの子どもや大学受験前には確実に学資金を受け取りたい方におすすめ。
3つも選択肢があるので、あなたのニーズに合ったものを選べるでしょう。
【返戻率】
- 契約者30歳:96.2%(14,430円)
- 契約者40歳:94.9%(14,630円)
- 契約者50歳:91.9%(15,100円)
※子ども0歳、受取総額300万円、18歳払い済み
保険料は1万5千円を下回りますが、返戻率は低いですね。
特に目立つ保障もないので、貯蓄性を求める方は他の学資保険に目を向けるといいでしょう。
学資保険とは~仕組みや特徴をファイナンシャルプランナーが解説
学資保険とは、子どもの教育費用を貯蓄するための保険です。
子どもを大学卒業させるまでにかかる費用は、オール公立で約1,000万円、オール私立で約2,500万円と言われています。
その莫大な教育費用を貯めるために、一般的に学資保険が使用されるのです。
学資保険に加入すると、毎月決まった保険料を長期間にわたって支払い、あらかじめ決まった時期になると学資金が支払われます。
例えば、大学入学の年から22歳満期まで毎年1回ずつ学資金が支払われたり、中学・高校・大学入学前に1回ずつ学資金が支払われたりするものもあるのです。
学資金受け取り時期は、各商品によって異なるため、ニーズに合ったものを選ぶ必要があります。
さらに、「保険」商品なので、契約者となる親の万が一や高度障害状態を保障(保険料払込免除)しているのもポイント。
そんな学資保険には、返戻率が高い貯蓄型と保障が充実した保障型の2種類があります。
返戻率に関しては次の項で詳しく説明しますが、貯蓄型は返戻率が高く、保障型は返戻率が低いです。
学資保険の返戻率って?ファイナンシャルプランナーがお答え!
学資保険選びで、最も重要なポイントこそが返戻率です。
返戻率とは、支払う保険料の総額に対して受け取り総額の割合を示したもので、計算式は以下の通りになります。
返戻率=受け取り金総額÷保険料支払総額×100
例えば、保険料支払総額が200万円、受け取り総額が220万円の場合の返戻率は以下の通りになります。
220万円÷200万円×100=110%
支払総額よりも20万円多く受け取っていることから、「得」している状態ですよね。
対して、返戻率が100%を下回る状態は「元本割れ」と呼ばれ、受取総額よりも支払総額の方が多くなる「損」した状態になるのです。
では、返戻率が高い学資保険と低い学資保険の違いは何でしょうか?
それは保障内容の手厚さにあります。
保障型の学資保険は、契約者の万が一を保障するだけではなく、子どもへの医療保障や育英年金、契約者の医療保障などもあるのです。
対して、返戻率の高い学資保険は保障内容が非常にシンプルです。
基本的には、契約者の万が一と高度障害状態しか保障していません。
どちらを選ぼうか迷うと思いますが、学資保険の魅力は高い貯蓄性なので、おすすめは返戻率が高い商品を選ぶこと。
また、保障型と言えど学資保険の保障内容は、それほど充実していません。
学資保険は貯蓄性の高いものを選び、保障は他の保険でカバーするといいでしょう。
正確な学資保険のメリットとデメリットを知ろう!
「学資保険に加入する必要あるの?」と思っている方もいるでしょう。
学資保険には、大きく4つのメリット・デメリットがあります。
ここからは、学資保険のメリットとデメリットを解説しましょう。
学資保険のメリット1:魅力的な貯蓄性
教育資金貯蓄の方法はいくつかありますが、学資保険ほど安定して貯蓄性の高いものはないでしょう。
積み立て投資などは貯蓄性が高いですが、同時に大損するリスクもあるため、投資のみで教育費用を貯蓄するのはおすすめできません。
多くの方は、安心安全の銀行預金を考えるでしょう。
しかし、現在の定期預金の金利は高くても0.1%ほどであり、利息はほとんど期待できません。
そこでおすすめなのが学資保険。
学資保険は、安全性と高い貯蓄性を兼ね備えた優れた金融商品です。
定期預金で積み立てるよりも、ずっと多くの利息を得られ、契約者の万が一を保障します。
これが、学資保険をおすすめする一番の理由です。
学資保険のメリット2:親の万が一を保障
ほぼ全ての学資保険には、保険料払込免除が基本保障に含まれています。
教育資金を積み立てつつ、親の万が一を保障するのは学資保険だけ。
学資保険に加入すると、親に万が一が起きても、子どもが大学進学を諦める可能性は少なくなります。
学資保険のメリット3:計画的に教育資金を積み立てられる
定期預金などで教育資金を積み立てると、ついつい手を出してしまうことが多々あります。
教育資金をローンの支払いに回したり、家計の足しにしてしまってはいけません。
それを防ぐためにも、学資保険は一役買っています。
学資保険では、契約者が自由に積立金を引き下ろすことはできません。
基本的には、所定の時期に支払われるという状態。
また、途中解約すると少しばかりの解約返戻金しか支払われないので、大損してしまいます。
ある意味で、学資保険に加入すると半強制的に、計画的に教育資金の積み立てが行えるのです。
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学資保険のメリット4:税負担が軽減される
学資保険の保険料は、所得税控除の対象となります。
控除額は年収で異なりますが、年収300~400万円の方なら、毎年5,000円で18年間で9万円ものの控除を受けられるかもしれません。
学資保険の控除については、後ほど詳しく解説します。
学資保険のデメリット1:インフレに対応できない
学資保険最大のデメリットが、インフレに対応できないことです。
インフレとは、物の価値が上がりお金の価値が下がること。
例えば、1つ100円のリンゴが、1つ150円に値上がりすればインフレです。
学資保険は固定利率性なので、将来的にインフレが起きた場合、資金不足に陥るかもしれません。
インフレが起きると仮定すると、100万円で十分の予定だったはずの学資金が、120万円必要となること。
そのため、20万円の資金不足に陥ってしまうのです。
このインフレリスクがあるため、学資保険だけに頼った教育資金積み立てはおすすめできません。
学資保険のデメリット2:お金の流動性が低い
先ほど述べた通り、学資保険を途中解約すると、大きく損してしまいます。
10年から18年間という長い期間、何が起こるか分かりません。
予期しない資金不足に陥る可能性もあるでしょう。
そのときに、学資保険の資金を活用できればいいのですが、そういうわけにはいきません。
お金の流動性が低いことは、メリットにもデメリットにもなります。
学資保険のデメリット3:保険会社の破綻リスクがある
起こる確率こそ低いですが、保険会社にも破たんリスクがあります。
実際に、1997年以降8社ものの保険会社が倒産しているのです。
もし生命保険会社が倒産したとしても、学資保険の契約が消滅するということはありません。
事業を受け継ぐ保険会社が現れるでしょうが、解約返戻金や返戻率が低くなる可能性は高くあります。
倒産しない学資保険を選ぶためにも、ソルベンシー・マージン比率や第三者機関による格付け、業務成績などを確認しましょう。
学資保険のデメリット4:保障内容はあまり充実していないかも
はっきり言えば、保障型の学資保険は必要ないでしょう。
その理由は2つ。
1つ目は、単純に保障内容が充実していないからです。
保障型の学資保険に加入するくらいなら、格安の医療保険に加入した方がいいです。
学資保険の魅力は、定期預金よりもずっと高い貯蓄性なので、それを失った貯蓄型にはあまり魅力が感じられません。
2つ目の理由は、子どもの医療費はほとんどかからないからです。
現在、数多くの地方自治体が、子どもの医療費の助成制度を設けています。
そのため、医療費は無料もしくは少額となるでしょう。
まずはお住いの自治体の制度を確認してください。
必要ならば、格安の医療保険に目を向けましょう。
学資保険はいつから入るのがベスト?FPが加入時期と年齢をシミュレーション
学資保険への加入は、早ければ早いほどいいです。
理想は、子どもが生まれてからすぐに加入すること。
学資保険の性質として、加入時の契約者と子どもの年齢が若いほど、返戻率は高くなるというものがあります。
また、商品によって異なりますが、各学資保険は契約可能年齢を定めています。
特に人気の貯蓄型は、小学校入学後には契約できないものばかりです。
現在は、妊娠中から加入できる学資保険がいくつもあります。
早い段階で学資保険に加入するのかどうか決め、余裕をもって契約手続きを行いましょう。
学資保険はいくらくらい掛ける?適正な学資保険の保険料はいくら?
学資保険に加入する際、決めることはたくさんありますが、重要なのが掛け金です。
いったい、いくらくらい受け取ればいいのでしょうか?
基本的には、最も費用が必要となる大学入学時にかかる費用から逆算するといいでしょう。
私立大学文系だと、入学年には約150~200万円かかると言われています。
他の貯金もあると考えると、学資保険では200~300万円ほど貯めるのがおすすめ。
受取総額200万円だと、毎月の保険料が約1万円なので、大きな負担にはならないと思います。
ただし、200~300万円はあくまでも参考で、実際に必要となる金額は家庭によって異なります。
年収やライフプランなどを考慮し、あなたに合った額を設定するようにしましょう。
学資保険の受取人は誰にする?
学資金の受取人は、子どもと思われがちですが、実はそうでもありません。
学資保険に加入するとき、
- 契約者
- 被保険者(子ども)
- 受取人
これらを選ぶ必要があり、受取人が満期金を得るのです。
基本的には、契約者が受取人となりますが、受取人によってかかる税が異なります。
契約者と受取人が同一人物の場合は所得税、契約者と受取人が非同一人物の場合は贈与税がかかるのです。
所得税の場合、受取保険料総額から払込保険料総額を差し引き、50万円を超えた場合は所得税課税の対象となります。
現在の学資保険を見ると、受取保険料総額-払込保険料総額=50万円以上になるものは、ほとんどありません。
対して、贈与税の場合は110万円の基礎控除がありますが、多くのケースで税金の支払いをする必要があるでしょう。
そのため、税金を免れるためにも、契約者と受取人を同一人物にする方がおすすめ。
また、学資保険加入後にも受取人変更を行えます。
必要書類は保険会社によって異なるので、加入中の保険会社に問い合わせしてください。
学資保険以外3つのお金の貯め方~FPが教える学資保険以外で教育資金を準備する方法
学資保険が一番おすすめですが、その他にも教育資金積み立て方法はいくつかあります。
インフレに弱いなどのデメリットを補うためにも、学資保険といくつかの貯金方法を組み合わせるのがおすすめです。
ここからは、3つのお金の貯め方を紹介します。
1.銀行貯金
学資保険と同じくらい人気があるのが、銀行貯金でしょう。
預貯金は、お金の流動性が高いため、必要なときに自由に引き出せるのです。
また、銀行が破綻したとしても、元本1,000万円とその利息は保証されているため、安全性は学資保険よりもあると言えます。
しかし、現在の銀行利率だと貯蓄性はほとんどありません。
学資保険をメインの貯蓄方法として、銀行預金をサブ貯蓄方法とするといいでしょう。
2.投資
株式投資や信託投資は、学資保険よりも大きなリターンが期待できます。
同時に大損するリスクも高くあるため、教育資金積み立てのメイン方法としてはおすすめできません。
しかし、高い見返りを期待できるのは魅力的なので、教育資金の一部を投資で積み立てるといいかもしれません。
安定した商品を積立投信するとリスクも抑えられ、NISAを活用すると売却益や配当が非課税になるのです。
銀行や保険の貯蓄性が低い現在は、投資を上手に活用するとお金が貯まるかもしれません。
3.財形制度
会社員などの勤労者が勤務先を通じて加入する財形制度。
有名なので、すでに活用している方は多いかもしれません。
ただし、銀行預金と同様に大きなメリットは見つかりません。
学資保険の控除と受け取り時にかかる税金について
学資保険に加入すると、年末調整や確定申告で申請することで、控除を受けられます。
学資保険は一般生命保険料控除に分類され、最大で所得税4万円、住民税2.8万円の控除を得られるのです。
ただし、一般生命保険料控除には死亡保険や養老保険なども含まれており、死亡保険などで上限の控除を得ている場合は、学資保険に加入しても控除を得られません。
平成24年1月1日以降に契約した場合の控除額は、以下の計算式で算出できます。
【所得税】
- 年間支払保険料2万円以下:支払保険料の全額
- 2万円超~4万円以下:支払保険料×2分の1+1万円
- 4万円超~8万円以下:支払保険料×4分の1+2万円
- 8万円越え:一律4万円
【住民税】
- 年間支払保険料12,000円以下:支払保険料の全額
- 12,000円~32,000円以下:支払保険料×2分の1+6,000円
- 32,000円~56,000円以下:支払保険料×4分の1+14,000円
- 56,000円越え:一律28,000円
控除を受けるためには、会社員の方は年末調整、自営業の方は確定申告のときに、保険会社から送られてくる「生命保険料控除証明書」を持っていきましょう。
受け取り時にかかる税金については、受け取ったお金と払込総額の差額が50万円以上にならなければかかりません。
満期金200~300万円ほどだと、契約者=受取人である限り、税金はかからないでしょう。
受取人が契約者以外だと、税金はかかりますよ。
学資保険の年末調整の書き方
学資保険で控除を受けるためには、年末調整を記載する必要があります。
複雑そうだからと避けている方が多いですが、実は予想以上に簡単にできます。
会社で年末調整資料を受け取ると、
- 「一般生命保険料」
- 「介護保険料」
- 「個人年金保険料」
これらで分類されているのが分かるはずです。
学資保険は「一般生命保険料」に属するため、生命保険料控除証明書を見ながら必要事項を記入します。
記入事項は以下の通り。
- 保険会社名
- 保険などの種類(学資やがんなど)
- 契約者の氏名
- 受取人の氏名と続柄
- 新旧の区分(契約締結日が平成24年1月1日以降なら新)
- 本年中に支払った保険料総額
特別難しいことはないので、学資保険に限らず保険に加入していれば、毎年手続きをして控除を受けましょう。
まとめ
安全性と貯蓄性を兼ね備えた学資保険は、教育資金積み立てにぴったりの方法です。
ただし、インフレリスクに弱いなどのデメリットもあるので、おすすめは学資保険と他の貯金方法を組み合わせること。
学資保険選びで迷えば、まずは貯蓄性の高いものを見ていきましょう。
いくつか気になる商品を見つけたら、徹底的に比較してください。
そうすることで、あなたに合った学資保険を見つけられるはずですよ!